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メキシコの今年の経済成長を3.9%と予想

1月10日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)はスタッフ報告書で、メキシコの2011年の経済成長率が3.9%になるだろうと予想した。10日にウェブサイトで公表された報告書によると、インフレ率は年央までに3%の目標に向けて低下すると予想されている。

麻薬カルテルによって国家の統一性が脅かされているメキシコ



レール、電線、空調、木材の支柱、セメントのブロック。アメリカ当局が最近派遣したトンネルはサンディエゴとティファナを結び、国境地帯における麻薬取引業者の地下活動のレベルを示す出来映えであった。ホアキン・グスマン・レオラ、俗称「エル・チャポ”が率いるシナロア・カルテルが作ったとみられる暗い道は、不審なトラックを取調中のパトロールが発見した。
12トンのマリファナの積み荷を発見したアメリカの警察は、車が駐車していた建物を捜索、トンネルの入口を発見したが、それは深さ27メートルまでに達していた。地下の道は670メートルあり、ティファナの2階建ての家から発していた。
メキシコ側の警察は、アメリカからのトンネルが達している家を捜索、4.5トンの麻薬を発見した。
捜索中に7人のメキシコ人と2人の米国人の計9人を逮捕、5千万ドル以上の価値があるマリファナ20トン以上を押収した。これは国境地帯では最大の押収量で、メキシコ国内でも大規模なもの。
このナルコトンネル(麻薬トンネル)は、南カリフォルニアで、最近数週間では2つ目の発見である。
このトンネルは前に発見されたトンネルと異なり、アメリカ側には2つの出入り口があり、両者は240メートルの距離を置いていた。
麻薬輸送のためのトンネル発見の増加は、米墨両国当局が麻薬取引業者とのネコとネズミのゲームで失敗を繰り返しているためだとみられている。
バハ・カリフォルニアのメキシコ連邦警察当局者、コシオ・グティエレスは、トンネル建設は当局への挑戦であることを認める。
「犯罪者側の絶えざるイノベーションに対して、我々も対策を改善しなければならない。」
一方、サンディエゴ国境パトロールのポール・ビーソンは、「我々が取り締まりを強化してきたため、彼らは地の下、水の下を通って来ざるを得なくなった」と主張。
米国当局は、このようなトンネルがさらにあるのか調べており、国境地帯の倉庫の入り口をノックして回っている。BBC Mundo