第36回 『道徳の系譜』(ニーチェ)読書会 | TDGのブログ

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大学生・大学院生からなる自主ゼミ。

ニーチェ
『道徳の系譜』読書会


3月22日15時~読書会を開催しました。集合場所は渋谷駅ハチ公横時計台前。

以下は仕切りの匂坂(さきさか)さんによる告知文です。


「わたしは、ニーチェ以前と以後を、同じ哲学史に一線に並べるのは、おかしいと思っています。」(木田元『反哲学入門』、新潮文庫、2010年、p.204)
哲学者の木田元がこう述べるように、ニーチェはそれまでの西洋の価値観を転倒させ、現代哲学への扉を開きました。その力は計り知れず、フーコー・デリダ・ドゥルーズ・バタイユ等多くの現代哲学者に影響を与えました。そこで今読書会ではニーチェ晩年の著書である『道徳の系譜(学)』を読むことによって、ニーチェの価値転倒の方法論を考察してゆきたいと思います。『道徳の系譜(学)』は三つの論文で構成されています。今回は第一論文「「善と悪」と「良いと悪い」」を取り扱います。
※ちなみに『道徳の系譜(学)』は複数の翻訳が出ていますが、細かくセクション分けされてる「光文社古典新訳文庫」の訳が便利です。
(匂坂亮)


光文社版を定本として読書会は進行しますが、他の版を読んだ上での参加でもかまいません。岩波書店版、筑摩書房版などがあります。

匂坂&豊川コンビニよって進行されます。

道徳の系譜学 (光文社古典新訳文庫)
フリードリヒ ニーチェ
光文社
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