ノートルダム大聖堂の深夜ミサとクレッシュ | Laboratoire de la Vie ラボラヴィ

Laboratoire de la Vie ラボラヴィ

Monsieur et Madame ISAKA がフランスで生活・人生を研究します。



パリでクリスマスを迎えるなら、行ってみたいのはシテ島のノートルダム大聖堂のクリスマス・ミサ!

ミサの時間も調べずに、イヴの22:30ごろにノートルダム大聖堂へ。


 
前にも少し書きましたが、今年は850周年の記念イヤー。

ということで11月初めに来たときは大聖堂の前の広場が工事中だったのですが、

イベントのための建物が完成していました。 


わたしたちが着いたときはすでに左右に長い列ができていたので、すぐに並びます。

少しずつ大聖堂の中に入っていくのですが、23時前にはストップ。

そして23時から、イヴのミサが始まってしまいました。

大聖堂周辺には警察官がたくさんいるのですが、そのうちの一人が並んでいるわたしたちに向かって

「もう大聖堂の中はいっぱいで入れないので、スタンド席で見てください」と。

大聖堂の前にはスタンド席が用意されていて、中の様子を映し出したスクリーンを見られるようになっているのです。

とても残念ですが、中に入るのはあきらめてグランド席へ。




こんな感じ。写真では画面が見にくいですが、実際はけっこうキレイで、音響もしっかりしています。

わたしたちはキリスト教徒ではないですし、ミサに参加したこともありません。

お話の内容も聞き取れない部分もありますが、

何度か入ったことのある大聖堂の内部が人で埋め尽くされた様子は圧巻!!

歌も素晴らしかったです。

厳かな雰囲気を味わうことができました。


最近のパリは暖かいとはいえ、朝4時に起きてパリを歩き回って疲れたわたしたちは

中に入ることを完全にあきらめてホテルに帰り、テレビでの生中継を見ることに。



 
わたしたちが帰る頃にはグランド席も満員、入場制限をしていました。

中に入るための列もまだまだ続いていて、少しずつは中に入れてもらえるようでした。


後で知ったのですが、イヴのミサは夕方から何度も行われていて、

いちばん人の集まる23時のミサは21時過ぎには満席だったようです。

観光客もたくさん集まるのでパリ市民はあまり行かない、という噂もありますが、

ここでしか味わえない独特の雰囲気があると思うので、一度行ってみるとおもしろいと思います。


もちろん、ノートルダム以外の教会でもイヴのミサやコンサートが行われるので、

今度は小さな教会に行ってみるのもいいなぁと思いました。



さて、イヴには中に入るのをあきらめましたが、

ノートルダム大聖堂のクレッシュはどうしても見たい!

そしてイヴのミサで25日の0時になったときに祭壇の横のわらの上に置かれた

キリストの赤ちゃんの人形を見たい!

ということで、26日にもう一度大聖堂へ。



 
26日でも長い行列が。




中ではこのときもミサが行われていました。



 


 


左回りにぐるっと祭壇を回り、ついにクレッシュに到達!

すごいぃぃぃ!!

クレッシュの大きさ、つくりが今まで教会で見たものと全然違う!




キリストが生まれたシーン。



 
川には本当に水が流れています。

このクレッシュには本当に感動しました。

850周年だからとくに豪華だったのかもしれません。

見られてよかった!




こちらも楽しみにしていた赤ちゃんのキリスト人形。

少し遠くからですが見ることができました。


ノートルダム大聖堂は私の中では「スタンダードな大聖堂」というイメージだったのですが、

規模も大きくて格式高く、フランスの中でも特別な教会なのだと改めて実感しました。








SANAKO