人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にあり -36ページ目

人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にあり

私のブログを見てくれたことに感謝です!!
このブログでは、その日の想いと偉人の一言で構成されています。
タイトルのように逆境を楽しめる自分を目指します!!

こんばんは(・∀・)



昨日夏目漱石の講演を収めた“道楽と職業”という文章を青空文庫で読了した本



道楽と職業





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明治期の文学者、夏目漱石の講演筆記。


大阪朝日新聞社の依頼で関西・中国地方でおこなわれた連続講演会の最初のもの。


本文はじめに「1911(明治44)年8月明石において述」とある。職業は「人の為」のものであるが、芸術や哲学、科学などは自分本位の仕事である。


漱石にとって文学は道楽であり本職である。それは「己のためにする結果すなわち自然なる芸術的心述の発現の結果が偶然人のためになって、人の気に入っただけの報酬が物質的に自分に反響して」成り立つところに意味がある、という職業論。



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とても興味深く拝読させていただいたのだが、気になったのが“職業学”という講座を考えていた点であった



ちょっと長くなりますが、その職業学について述べた部分を抜粋すると…




“現今の世の中では職業の数が煩雑になっている



私はかつて大学に職業学という講座を設けてはどうかということを考えた事がある



建議しやしませぬが、ただ考えたことがあるのです



なぜだというと、多くの学生が大学を出る



最高等の教育の府を出る



もちろん天下の秀才が出るものと仮定しまして、そうしてその秀才が出てから何をしているかというと、何か糊口の口がないか何か生活の手蔓はないかと朝から晩まで捜して歩いている



天下の秀才を何かないか何かないかと血眼にさせて遊ばせておくのは不経済の話で、一日遊ばせておけば一日の損である



二日遊ばせておけば二日の損である



ことに昨今のように米価の高い時はなおさらの損である



一日も早く職業を与えれば、父兄も安心するし当人も安心する



国家社会もそれだけ利益を受ける



それで四方八方良いことだらけになるのであるけれども、その秀才が夢中に奔走して、汗をダラダラ垂らしながら捜しているにもかかわらず、いわゆる職業というものがあまり無いようです



あまりどころかなかなか無い



今言う通り天下に職業の種類が何百種何千種あるか分らないくらい分布配列されているにかかわらず、どこへでも融通が利くべきはずの秀才が懸命に駆け廻っているにもかかわらず、自分の生命を託すべき職業がなかなか無い



三箇月も四箇月も遊んでいる人があるのでこれは気の毒だと思うと、豈計らんやすでに一年も二年もボンヤリして下宿に入ってなすこともなく暮しているものがある



現に私の知っている者のうちで、一年以上も下宿に立て籠って、いまだに下宿料を一文も払わないで茫然としている男がある



もっとも下宿の方でも信用しているから貸しておくし、当人もどうかなるだろうと思って安心はしているらしいが国家の経済からいうとずいぶん馬鹿気た話であります



私も多少知っている間柄だから気の毒に思って、職業は無いか職業は無いかぐらい人に尋ねて見るが、どこにもそう云う口が転がっていないので残念ながらまだそのままになっています



けれども今言う通り職業の種類が何百通りもあるのだから、理屈から云えばどこかへぶつかってしかるべきはずだと思うのです



ちょうど嫁を貰うようなもので自分の嫁はどこかにあるにきまってるし、また向うでも捜しているのは明らかな話しだが、つい旨く行かないといつまでも結婚が後れてしまう



それと同じでいくら秀才でも職業にぶつからなければしようがないのでしょう



だから大学に職業学という講座があって、職業は学理的にどういうように発展するものである



またどういう時世にはどんな職業が自然の進化の原則として出て来るものである



と一々明細に説明してやって、例えば東京市の地図が牛込区とか小石川区とか何区とかハッキリ分ってるように、職業の分化発展の意味も区域も盛衰も一目の下に瞭然会得できるような仕かけにして、そうして自分の好きな所へ飛び込ましたらまことに便利じゃないかと思う”



長々と抜粋してしまいましたが、この講演が行われたのが明治四十四年、西暦でいうと1911年の状況、特に大学を卒業した学生がどんな状況が語られている



要は、職業の種類、数自体は増えているはずなのに不況で就職難の状況なのです



そこで、この状況をなんとかできないかと漱石が考えたのが大学に職業学を設けるということだった



内容は職業がどういうように文化し発展したか細かく理解させ、どんな職業があるか把握させ学生に好きな職業を見つけてもらい就職を手助けしようじゃないかと行ったことらしいのです



この夏目漱石の職業学今でいうところの“キャリア教育”にあたりますよね



やっぱり不況化で就職難に遭遇すると、そうしたキャリア教育を学校でもやろうと考える人が出てくるんだと漱石の講演を読みながら感じます



こうして漱石が語る明治の世を読むと、どことなく今とまったく似た状態になっているというか、辿っているというか、繰り返されているんだと感じずにはいられなくなる今日この頃ですビックリマーク

おばんですコンバンハ!



読書していて“ゆるさ”ということについて考えてしまう



辞書で調べてみると、なんとも良いイメージが出てこないことにびっくりする



例えば…



気持ちがたるんでいる



怠慢である



すきまなどがあり、ぴったりとしない



そんなゆるさであるが、自分は“ゆるい”状態がすごく好きである



もちろん緊張感ある雰囲気も大事になることもあるが、緊張のイメージとして“硬さ”があってこうした硬い状態が続いては最後には折れてしまうのではないかと思うのだ



そう考えるとゆるさのイメージは“柔らかさ”でどんな状態にあろうと受け止める受容性があり、受け止めて折れることがない



自分の理想としてはやはり硬さよりは柔らかさを持ったものでありたい



自分が今日読んでいた「たくらむ技術」という本で、“会議はゆるい会話から”という部分に…



「雑談、余談、無駄話を一緒に楽しめる人間がいてこそ、発想は広がっていく」



と書かれていた



人間関係においてもそうだと思いますが、これ大切だと改めて考えてしまいました



いきなりお堅い話から始まれば体も頭もカチコチになってしまうことは会議に限らず様々な場面を降りけると感じることがあるのではないでしょうか



そう考えると、何気ないゆるいトークが楽しめる関係性を築けることがいかに大事かと感じてしまうと共に、雑談が苦手な自分を反省してしまう今日この頃です(*´Д`)=з




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おばんです雪



今日は先日図書館から借りてきた歴史小説を読了しました(*'▽'*)♪


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新井白石という名は歴史の教科書でしか聞いたことがなかった人物であったが、様々な苦難を受けていた人物であることが印象的であった



どの時代でも同じなのかもしれないが今までにないことをしようとしたり、慣例とは違うことをしようとすると孤立したり、嫌われたり、いじめられたりするもので、それでもやりたいという強い意志がある人物というのは大きなインパクトを残しますね



ただ新井白石が学者であるにもかかわらず論理理論だけにとらわれることなくしっかり実践していくことを怠らなかった点は特筆すべきだと感じた



また、政治の一線から退いたあとも様々な書物を書くなどして精力的に活動しており、そうした活発的な姿勢には学ぶべき点が多いと感じた一冊でした