朝目覚めるとベッドの中で夢を思い出すのが日課になっています。
毎日続けていると何も思い出せないところからだんだん夢の記憶の領域に入っていける気がしてだんだん記憶が浮かび出てきます。
ある日の夢日記
5月23日 日曜日
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USBメモリのようなスティク状の超小型パソコンに自作プログラムを入れていないのでNとEとどうするべなどと話しながらデスクトップの画面を見ている。
寺尾聡がベースを弾き語りしている。バンドは彼とシンプルなドラムのみだがシンセの音も聞こえる。曲は「ルビーの指環」でもない。寺尾はオフホワイトのボタンダウンのシャツを第2ボタンまでとめベージュのチノパンの中に入れスニーカーというオーソドックスな格好に同色のベースを肩から下げている。Fender社製のジャズベースと思われる。
思わず「カッコいい」と言ってしまう。NとEも思わず魅入る。
プログラムは手をつけないまま特急列車に妻と乗っている。あしかがフラワーパークに向かう東武電車のよう。
妻が「あ。ここで降りよう」と思い立ちその駅で降りる。降り立ったのは「春日井」。
なんの驚きもなくどういうわけか車を運転して「かすがいフラワーパーク」に向かう。
入り口を間違えて道に迷っていると近所の住民と思われる主婦に「あなたたちの今することは安全運転ざます」と言われて妻は「いえ違うんです…」と説明しようとするが、わしはそれを抑えて「はい。どうもありがとうございます」と礼を言うと無表情な顔でお辞儀をして言ってしまう。
主婦は目の周りから頬にかけてキラキラする丹念な化粧をしていた。
探し当てた入り口から園内には急な坂道を降りる必要ありブレーキを踏みながら細く急な坂道を降りる。
アスファルト製の坂道には滑り止めと思われる金色の球がいくつも埋め込まれている。シートベルトを車にかけて後ろから支えながら坂道を下る。車は小型耕運機のように思うように動かない。が、無事に降りることはできた。
とりあえず車を停めて園内を歩こうと思うがどのくらいの広さで移動は車がいいのか歩きがいいのかもわからない。
案内板も地図も何もない。
売店ではブルーの浴衣を着た若い女の子が自己紹介しながら何やら商品をアピールしている。何を喋っているのか覚えていないがイントネーションが森高千里と同じで彼女は春日井の出身だったのかと妻にに話す。
売店の向こうに大きな温室のようなものが見える。
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NとEは会社員時代の部下。
プログラミングと寺尾聡、特急列車での小旅行、車の運転、近所の主婦、下り坂、売店の売り子と記憶しているものが増えてきたような気がする。
小旅行は昨夜お蔵フェスタを思い出しながら寺田本家の五人娘を飲んだせいかもしれない。
森高千里は調べると熊本出身で訛りがあったと言う記憶はない。きっと渡良瀬川を渡って行ったあしかがフラワーパークの記憶と彼女の「渡良瀬橋」の記憶が被ったんだろう。