来た道を戻ろうとすると工事中で迂回して歩くとほんのすぐそこのはずが何分歩いても目的の場所につかたかったり、来るとき降りてきた階段を上ろうとするとそのステップが一段2mくらいになっててとてもじゃないが上れなかったり、帰りのプラットフォームに行こうとするととてつもなく遠いところにあってしょうがなく歩いていく。
このまま帰れないことは頭のどこかでわかっているのに帰り道を探す。
「帰れないシリーズ」と名付けていた夢。
このところ見ていなかったが今朝久しぶりにそんな夢を見た。
多分東京郊外から神奈川県か山梨県方面の郊外の駅。スマホアプリで一番早いルートを探し乗換駅ではなく少し歩いて別の駅からさらに知らない場所へ行く。
料亭のような場所に彼女はいた。屈託のない笑顔で接客するそのファンもいて遠くから料理を食べに来る男性客がいた。
幸せそうな笑いを浮かべて帰っていく。
なぜ自分はここに来たのかわからない。
料理を食べに来たのではないようだ。仕事なのか、用事なのか。
その用事は済んだのかどうかもわからないが途中の駅で長蛇の列の後ろに並ぶ。
ようやく列が動き出した時にこの駅ではないことに気づく。
もう一度スマホアプリで検索し直す。
「シンタチカワ」ではなく感じが七つも八つも並ぶ戦国武将のような名前だった。アプリで検索はできない。
あてずっぽうに歩き出す。どこも同じような個性のない郊外の駅前を少し歩くと高架の上に駅があるがその駅でもない。
やはり、戻ることはできない。
寝坊して起きると、昨夜の雨が空も庭も洗い流してとてもクリアな朝だった。
なぜこんな夢をまた見てしまったのかわからない。
でも、分析してもしかたのないこと。
https://www.youtube.com/watch?v=NBo_POKv21w