身体は私の寺院であり、アーサナは私の祈りである | 「らくがきらぼんば 」ヨガインストラクターらぼんばの日常の一コマの絵日記、音日記。

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「らぼんば」ことヨガインストラクター桧山芳臣の日常の一コマの絵日記、音日記。
   

季節は一歩たりとも止まることをせず歩み続ける。この星が太陽の周りを回りながら自ら回転運動を継続する限り。

その自転もいつかは止まるらしい。そしていつかは太陽もそのエネルギーを燃やし切ってバーンアウトするそうな。
そんな永遠とも思えるレンジでものを考えると季節やら人生やら一瞬の出来事に一喜一憂している人間というものは誠に滑稽で、人類には見えないTVカメラで撮影されたそんな人間コメディをどこか宇宙の果てで、PTAが選んだ低俗番組のように涙流して笑っている宇宙人が居るのかなぁと思ったりする。

去年咲いた花が枯れるままに今年新しい花を咲かせそしてまた枯れて行く。やがて葉も枯れてしまうが季節が巡ればまた花を咲かせる。

そんな怒りや喜び哀しみといったような花を咲かせては枯らせ、そのまま心の底に追いやったまま何の怒りか何の哀しみか分からなくなってしまったヘドロが溜まりに溜まって不調となって現れる。
こればかりはスーパーマンの免疫力も敵わず、腰が痛くなったり冠状動脈が詰まったり…。

キッチンの三角コーナーの裏側にできた黒いなにかのようにスプレーひと吹きで消し去ることも出来ない人間は日々呼吸を続け手足を伸ばし手を合わせなんとか快方に向かわぬものかと喘いでいる。
まさにアイアンガーさんが言った言葉のように。


連日体温並み(いやそれ以上)の猛暑の日本列島で関東の西側は毎日のように豪雨が降っているそうだ。しかし、わしの住む辺りはほとんど雨は降らず湿度も下降気味で猛暑の中に秋の気配を感じたりする。

狭い庭の芝生でさえ、綺麗な緑に生え揃っている場所と茶色く枯れ息も絶え絶えという場所がある。
不思議なもので、こういった近くに目にする日常の物事が自分の身体の中に同じように起こっているんだなぁと。
人々が行き交う駅で肩をぶつけて何も言わずに去ってしまう真面目そうなサラリーマンもおばあさんの為に席を立つタンクトップからおぞましいタトゥーを見せる若者も、これは自分の中に在るんだなぁと思わせてくれる。

やはり、身体が不調だと暗い方へ意識は引っ張られがちになることが多い。
TVを見ても見知らぬ人のツイートを読んでも、まず批判が怒りが先に動き出すのを感じたりする。

そんな猛暑で太陽に向かってにこやかに咲く向日葵やピークを過ぎても高貴な佇まいで咲く蓮の花には怒りや哀しみは退くようだ。

穏やかにエアコンを効かせた部屋で食べる以外は寝て過ごす柴犬は自分のどの部分なんだろうと考える夏の日。


お盆に墓参りは猛暑のため延期して自宅で済まそう。
毎日線香を上げ手を合わせているからね。

涼しくなりはじめた頃、犬と一緒に墓参りに行こう。