たとえばチャクラ。
エネルギーセンターといわれるとてもたいせつな場所だが人体解剖図にはチャクラはない。
しかし、多くの人が感ずるようにチャクラは明らかに存在する。
たとえばナーディー。
経絡とも呼ばれるがなんと7万2千本のナーディーが体の中に通っているそうだ。
ナーディーとはプラーナを運ぶ通り道。

代表的なのがピンガラとイダ、そしてスシュームナー。

火事場の馬鹿力や疲れきっているはずなのにロスタイムに猛然と攻めあがったりできるのはこの道が広がってプラーナが猛然と突っ走っているんだろう。
この気の通り道、実は一人の人間の中だけでなく人間同士にも通っていると考えられる。
「んな、馬鹿な」という人もいるとは思うが、はじめから見えないものなので通っていないともいえるし通っているともいえる。どっちにしろ見えないんだから。
こいつとはなんとなく気が合うとか気のいいやつっていうのはこのふたりのナーディーのジョイントがうまくあっているんだと思う。
ネットワークは同じなのによくつながるサイトがあるのもこれかもしれない。
逆にどでかいNW機器やサーバー設備があるのにつながりが悪いのはナーディがあってないのかもしれない。
なんちゃって...。
なぜこんなことを書くかというと
ヨガのTTやスタジオでよく「エネルギーがいっぱいでとても良かった」言われることがある。
最近結構多い。
ヨガスタジオがエネルギーに満ちているというならわかるがこの言葉はわしに対する言葉なのだ。
別にわしはエネルギーが多いわけでもないし、ナーディーが10万本あるわけでもないと思う。
でもこういわれることが多いのはなぜかと考えた。
それが人と人の間を通るナーディーの存在。
どこまでが自分か?
というのは昨年からのわしのテーマになっているが、自分を中心に半径8mは自分だという説がある。
なるほど、地球上全部とか宇宙全体などというよりこの8mというのは説得力がある。
会議室の中のいやぁーな雰囲気、試合前のロッカールームの高まるエネルギー、満員電車のなんともいえないカオス...。
これは人間(人と人の間)のナーディーの成せる業なんじゃないかと思う。
付和雷同
自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること。
「付和」は定見をもたず、すぐ他人の意見に賛成すること。「雷同」は雷が鳴ると万物がそれに応じて響くように、むやみに他人の言動に同調すること。「雷同付和らいどうふわ」ともいう。「付」は「附」とも書く。
小学校の頃通信簿には、科目の評価の他に人物像などを偉そうに担任の先生が記入する欄があってよくこう書かれたものだ。同調しないといけないと教育してきたくせにだ。
で、大人になって自分の考えのようなものが確立してくると「お前はお前、わしはわし」的な考えが多くなってきてあまりに自論を展開しすぎると「変わってる」とか「宇宙人」とか言われたりする。
話が逸れたがこの付和雷同がその場にいる人たちとのナーディーのつながりとなったではないかと思ったりする。
わしは特別エネルギーの強い人間でもなんでもないのにそういわれることが多いのは、その場にいる人たちとナーディーがつながりやすくて皆さんのエネルギーの共鳴箱のようになっているんではないかと。
みんなのエネルギーを吸い取ってしまうブラックホールのような存在だったらちょっとやだけど共鳴箱なら、なかなかいい。
もしくはスピーカーかな。
同調圧力を受けやすいともいえるのかもしれない。だからYOGAスタジオのようないいエネルギーの場ではいいエネルギーと同調するが通勤電車のような場だとその逆になるのかも。
しかし、わしはわしでありあまりいろんなこと考えすぎるとギクシャクした歩き方になってしまいそうだ。運動会の行進の練習でナンバ歩きになってしまう小学生みたいに。
一人一人のエネルギーは、まぁ一人分だけどそれぞれが共振し共鳴しあうと倍音が発生し思わぬ大きなエネルギーになるといい。
小さなつぶやきもシュプレヒコールになるのだ。
あなたの務めは、在ることであり、これであったりあれであったりすることではない。
「私は私であるものである」ということが、すべての真理の要諦である。
その方法は「静かであること」に尽きる。では静寂とは何を意味するのだろうか。
それは「あなた自身を打ち壊す」ことを意味する。
なぜなら、すべての名前と形が困難の原因だからである。
とラマナ・マハルシの言葉。
自分として在ることは自分自身を打ち壊すこと。
Krishna murtiは言っている。
「私」と「他の人」との関係が社会を作っている以上、根本的に「私自身」を変えなければ、社会の本質的機能の変換もありえないのだ、ということです。
これはナーディーの話とはちょっと違うか...。
なんか難しい話になってしまった。
ちなみに「エネルギー」という言葉(確か独逸語)を日本に広めたのは手塚治虫。
♪空を越えて ラララ 星の彼方♪
10万馬力だ。