浴衣の着付けのコツは浴衣を着ている人に聞け! | 蘭盆ー盆踊りで世界を明るくー

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兵庫県伊丹市・尼崎市・大阪市の福祉施設を中心に盆踊りでボランティア活動をしている「蘭盆(らぼん)」と言います。
セゾン、ニック、ピングの3人で活動中です。
福祉施設のレクリエーション、地域の盆踊り、自治体の介護予防などなど、盛り上げに行きます。

和服・浴衣・袴、私の着付けはすべて独学ですが、その全てが文献です。
静止画と文章で覚えて、経験でコツを足しました。
そして何が一番ひとりで着れることに大事かと言えば、基礎と着付けの回数です。
着慣れているということに勝る着付けのコツはありません。

そんなわけで、夏にはみっちり浴衣を着ている私の着付けのコツを伝授いたしましょう。

浴衣のキレイな着付けはおはしょりで決まります。
どんなにデザイン性に優れた高価な浴衣でも、おはしょりがグチャグチャであればそれはだらしないパジャマ、湯帷子です。
湯上りの帷子、ユ・カタビラ。
江戸時代に庶民に普及していった浴衣の語源です、覚えておきましょう。
カタビラとは裏がついていない、単衣の着物のことをいいます。

和服を着る時には補正をするという豆知識を聞きかじったことがございましょう。
寸胴の体型を作るのです、胸やウエストにタオルを入れて。

補正が美しい和服姿のコツのように書いてある本もあります。

暑い、つーのね。
タダでさえ浴衣は見ている人が涼しげに見えるだけの帷子です。

襟を重ねて帯までしめてるんだから、暑いに決まってるでしょ。
補正なんてせず『涼しげ』でなく『涼しい』浴衣を着ましょうね、コツさえつかんでいたら着崩れず十分美しいですから。

浴衣で激しく飛び跳ねて3時間盆踊りをしている私でも、着崩れすることはありません。
帯なんて挟んでるだけですが解けませんよ。

身八ツ口から手を入れてスッキリとおはしょりになる部分を整えましょう。

これはみなさんこうやっていることでしょう、だって指南書にもそう書いているから。
コツはここから先にあるんですよ。

和服の身幅はたいてい自分より大きめですのでシワがよることになります、補正もしていませんからウエストもクビレていればいるほど布は余ります。
その余っている布を、左右の脇の下に均等に寄せます、これがコツ。

腰ひもで縛ったあとで左右の人差し指を下からひもにぶっ挿し、真ん中から左右にズラし背中のシワをとるようにして両サイドに集めます。

シワを集めたら脇にある身頃の線を基準にしてシワになって余っている部分を内側に入れ込んで折り曲げてしまいます。

身頃の線とは、コレです。

この線を端としてこの内側にシワを隠す、ということ。
このように。

下から見るとこう。

折り曲げたら、上にちょっとだけ引っ張りましょう。

これで腕の動きが自由になります。
おはしょりをキレイにして背中のシワも胸のシワもなくして、超合金浴衣に身を包み、若いのに五十肩かと思うほど腕が上がらなくなっているひとをまぁまぁ見ますが、生身の人間は動きますからね、布にはたゆみが必要です。
背中や帯の上にたゆみがあってもかっちり感のある着付けが出来ることを知っておきましょう。

こんなにたゆんでいても、問題ないんですよ。

 

背中側のおはしょりをちょっと下げて衣文を抜きます。

色っぽく首の後ろの襟が下がっている、アレです。
やりすぎると着崩れの原因になるので、色っぽさは控えめに。

下げたあとはキチンと平らになるように指を入れて左右のシワの部分まで流してきます。
これは数をこなすとわかってくる感覚なので、着る機会を増やしましょう。

反対側も同じように。

襟が重なる右脇部分は内側に隠れてしまうので整えることを意識せずに折り込んでしまいましょう。

ほら、かっちり感。

折り込んでいることはパッと見ではわかりません。

自然に手を下すと隠れる位置なので目立つこともありません。

おはしょり、かっちり感。

おはしょりがグチャグチャだと、いくら背中や胸元がかっちりしていてもだらしない着こなしになってしまうのです。

 

グチャグチャおはしょりの衿合わせカッチリ浴衣で腕も上がらない、そんな超合金浴衣に身を包み続けているお嬢さんがたは、ちょっと勇気を出して着崩れていない浴衣をお召しの年配女性たちに声を掛けてみてください。
そのひとそのひとの身体のラインによってつかんだコツは千差万別。
細身の私はこの方法が自分に合っている裏技ですが、もっと簡単でもっとかっちりと着れる裏技をお持ちの媼がおられるかもわかりません。
聞かれれば喜んで自分の裏技を伝授すると思いますよ、だって若い世代が頑張って自分で浴衣を着たいと思っていることが日本人として嬉しいから。

背中にも身八ツ口にもふんだんにシワがよってたゆんでいますね。

しかし、おはしょりがかっちりしているのでだらしない印象は受けないのではないでしょうか。

 

浴衣のコツってなにも難しいことではないんです、着慣れるほど回数を着たら自然と身につくものです。
 
@セゾン