はじめまして❣️
児童英語講師の石橋幸子です。
自己紹介はこちら
私の教室にお子さんを通わせて下さっている
ママたちとクラス終わりに
雑談をしている中で出てきた話題です。
私が何気なく
「(お子さんは)ママのこと大好きだから
ママに褒めてもらいたいと思ってるので、
(私にだけ褒められるのではなく)
お家でも褒めてあげてね!」
と言いました。
確かその日のクラスで
英語と日本語での劇をした後に、
好きな場面を描いてもらって
普段は あまり描かない子が
とってもステキな絵を描いてくれたので
今日取り組んだお話が好きだったのかな?
今日動いたのが楽しかったのかな?
と嬉しく思いながら、
本人とその絵についておしゃべりしました。
「お家でママにも見せてあげてね💕」と
お子さんに言うと、
嬉しそうに、うん!と言ってたので
お迎えの際にそれをママに伝えた時でした。
「褒める」ということばで
何か嫌な体験が一気に思い出された様子。
「最近褒めて育てるって言われると
なんかモヤモヤするんですよね。
公園で会ったお母さんなんですけど
自分の子どもが悪いことしてても
全然叱らないで
子どもの代わりに謝るわけでもなく
やだったね〜とか言って終わるんです。
ろくにしつけもできないくせに
偉そうに、ちゃんと褒めてあげないとね〜
とか言われるとイラッとしませんか?」
とのこと。
「私に褒めてあげてって言われて、
やな事思い出させちゃったのね?
ごめんね。」と言うと、
(少し冷静になりつつ)
「先生の言葉にむかついてるわけじゃないんですけどね。
最近、自己肯定感、自己肯定感って言う人に限って
ちゃんとしつけしてないよね、と思って。
なんか腹立っちゃって。」
なるほどと、思いました。
(もちろん、子どもの絵がステキだった事
ママがモヤモヤして腹立たしい想いを抱えている事は、
今回関係ないですが。そこは置いといて。)
確かに、意味を取り違えて
無理して褒めなくちゃと
思っている方は多いかもしれません。
目の前で我が子が、よその子に
悪いこと(例えばぶつとか、砂を投げるとか)を
していたら、
子どもに良い子になって欲しい一心で
「何してるの!ダメでしょ!」と
ついつい声を荒げてしまうこと
瞬時に相手に(親が)謝ってしまうこと
ありますよね。
初めて子育てする場合は特に
思わず手をパチンと叩いて叱ってしまったり
またそれを反省したり
ごめんなさいと親が先に謝って
親同士で解決してしまって、
後で、あー我が子に謝らせれば良かったと反省したり。
もう、一つ一つが親としての
(辛い)学びの現場
ですよね。
褒めてばっかりでいいんですか?
という問いに対しての私の答えは
しつけはちゃんとしないとね、とか
冷静にさせてから、ちゃんと謝ることを教えないとね、というテクニカルなことではありませんでした。
まずはお母さんの話をゆっくりききたいです。
褒めてばっかりで、謝りもせず
モヤモヤさせる原因である"そのママ"は
あなたを親として成長させてくれる
コントラスト体験の提供者ではあるけれど
その人とずっと
お付き合いしなくてはならない状況だと
辛いですよね。
褒めてばっかりでいいんですか?
という問いは
私に向けているようで
実は自分に向けている言葉なのかも。
私だって子どもを褒めてあげたい
たくさん愛してあげたい
でも、ちゃんと叱らないと
我が子が悪いことをするようになるかも…?
でも叱ってばっかりでは
親の顔色ばかり伺うように育ってしまうかも…?
自己肯定感がやたら高い人
(この場合は自慢してくる人のことかな?)
って、なんか腹立たしい
自分のように、謙虚に、相手のことを考えて生きてる人が損している気がする…
そんなママ自身の心のモヤモヤを
一旦書き出してみると、
ママ自身が今後どうしたいのかが
わかって、少しスッキリするかもしれません。
(相手にガツンと言えたらもっとスッキリなのかな?)
自分のどの体験が、そう思う原因なのか?
自分の親が厳しかったから?
色々我慢してきたのに
謝らずに褒めてる人が偉くて
人に迷惑かけないように厳しく育ててる
私が悪い親なの?
全然そんなことありません!
悩んでいる時点で、
ステキな親じゃないですか

生まれてきた時から
「親」の人なんていません。
みんな悩みながら子育てしています。
まずは
ご自身こそ褒めてあげて!
いや、褒めなくてもいいや…
自分を親として認めてあげて!
こんなにまじめに育児を悩んでいるなんて、
なんてステキなママでしょう。
あなたは立派!
あなたはちゃんとした親です!
お子さんは、自己肯定感低くなんて
なってないです。
ママの想いは伝わってるよ。
…それが、私のその時の答えでした。
でも、それではタイトルに対しての答えとは
少し違うので、
もう少し添えると。
「褒める育児」と言われているのは
無理して褒める所を探すことではなく、
「一度は子どもの気持ちを
受け止めてあげよう」
という意味だと理解しています。
昔は、そんな育児相談は
井戸端会議でなされていて、
優しい人も、厳しい人も、極論の人も
いろんな人が地域で関わりながら
子育てしていたけれど
今は、各家庭で子育てしてる人が多いので
時々辛くなりますよね。
もう一度、言いますね。
あなたは立派!
あなたはちゃんとした親です!
ママたちの井戸端会議の場が欲しい方は
お子さんと遊びに来てくださいね。
英語教室というより、子どもと親の居場所
みたいなところです。

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今日も長文お読みくださり
ありがとうございました❣️
今日の一日に感謝しながら
心穏やかに眠りにつけますように
