さわだウィメンズクリニック培養室ブログ
  • 14Dec
    • 流行している風疹について

      風疹が関東地方を中心として流行しています。12月5日現在、名古屋市内でも風疹患者が増加しています。風疹はかつて小児のうちに感染し、自然に免疫を獲得する病気でした。しかし、風疹ワクチンの接種率が上昇し、自然に感染する人は少なくなってきているのが現状です。厚生労働省は、定期予防接種機会がなかった1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性を対象とし、2019年から2021年度末までの3年間全国で原則無料にてワクチン接種を実施するそうです。この世代の抗体保有率は、他の世代と比べて低いことが理由です。ワクチン接種の前に、まずは抗体検査を受けていただくことで、ワクチンの効率的な利用ができるように、抗体検査も原則無料で実施する方針です。(平成30年12月11日 大臣会見で発表 根元大臣会見概要 大臣記者会見)厚生労働省-風疹ページ風疹は感染すると2~3週間の潜伏期間を経て、発熱や発疹、リンパ節の腫脹などの症状が現れます。また、発疹の出る前後約1週間は人に感染させる可能性があります。風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風疹症候群:CRS)子どもが出生することがあります。妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%、3カ月で18%、4カ月で8%程度、成人でも15%程度不顕性感染があるので、母親が無症状であってもCRS は発生し得るなどとされています(NIID 国立感染症研究所データより抜粋 先天性風疹症候群とは)。妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、抗体を持たない、または抗体価が低い妊婦さんは、可能な限り不要の外出を避けていただき、やむを得ず外出をする際には可能な限り人混みを避けるなど、風疹にかからないように注意することが重要です。また、妊婦さんの周りにいる人(妊婦さんのご主人、お子さん、その他の同居家族など)は、風疹に感染しないように予防が重要です。現在名古屋市では、先天性風疹症候群の発生を予防するため、ワクチンの費用助成をしています。名古屋市に住民登録があり、事前の抗体検査で抗体価が低いと判断された妊娠を希望される女性、妊娠を希望される女性のパートナー、妊娠中の女性のパートナーが対象となっています。詳しくは名古屋市のHPをご覧ください。名古屋市:風しん予防接種の費用助成についてなお、風疹ワクチン接種後は2ヶ月妊娠を避けるようにしなければなりませんのでご注意をお願いします。

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  • 30Nov
    • ビタミンD濃度と体外受精の結果との関係

      ビタミンD濃度と体外受精の結果に関する論文を読みました。ビタミンDは一般的には骨の形成に必要なカルシウムの吸収を促す働きが知られていますが、近年、女性の生殖(卵胞発育、排卵、月経周期、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、AMHなど)や妊娠、不妊治療の結果にも関係があることが分かってきました。この論文はビタミンD濃度と体外受精の結果に関して過去に報告された11論文、2700名の女性についての研究結果を統合し、解析したものです。ビタミンDは、血中ビタミンD濃度の指標となる25ヒドロキシビタミンD(25OH -Vit D)の濃度を測定することで判断でき、この濃度が20ng/ml未満でビタミンD不足、20〜30 ng/mlで不十分、30 ng/ml以上で十分、そして、10ng/ml以下は潜在性ビタミンD欠乏症と言われています。最適な濃度は30~50ng/mlとされていますが、最低でも20~30ng/mlは確保した方がよいとされています。論文では、25OH -Vit D濃度を不足(<20 ng/ml)、不十分(20〜30 ng/ml)、十分(>30 ng/ml)に分け、出産率、妊娠判定陽性率、臨床妊娠率、流産率について比較しました。その結果をまとめると■ 25OH -Vit D濃度が十分な場合、出産率・妊娠判定陽性率・臨床妊娠1)率が有意に高い■ 25OH -Vit D濃度が不足している場合、生化学的妊娠2)率(化学的妊娠率)が有意に高い■ 流産率は25OH -Vit D濃度の過不足に関わらず有意な差はない1) 臨床妊娠:超音波検査で子宮内に胎嚢(赤ちゃんが入った袋)が確認できた状態2) 生化学的妊娠(化学的妊娠):妊娠判定で反応は出たものの、超音波検査で胎嚢が見られず、流産した状態ビタミンDの不足は、体外受精の妊娠率低下・習慣性流産への関与・新生児の体重や妊娠期間・妊娠高血圧症候群といった妊娠合併症・新生児の発育障害のリスクが高くなるとの報告もあります。ビタミンDを積極的に摂取することは妊娠、出産によい影響を及ぼす可能性が高いと言えます。ビタミンDを増やすには?ビタミンDの供給源は”体内合成”と”食品摂取”の2通りがあります。日光にあたると紫外線の働きによって皮膚で生成されます。紫外線防止をしない状態で1日に5~30分程度、週に2、3回は日光浴を行うことで確保されると言われています。日本人女性の半数以上はビタミンDが不足していると言われており、それは日焼け止めの使用や屋内での業務など、紫外線を避けるライフスタイルの影響と考えられます。食品では、魚類(鮭・鰻の蒲焼き・イワシ・サンマ・カレイetc.)、キノコ類(干し椎茸・キクラゲ)に豊富です。また、魚類やキノコ類と比べて少し含有量は減りますが、卵黄にも含まれています。成人の摂取目安は5.5μg/日です。日照時間が長い夏と秋には高い妊娠率が得られるという報告もあります。妊娠率アップのため、太陽の光を意識した生活を心がけ、ビタミンDを多く含む魚やきのこなどを積極的に食事に取り入れることをお勧めします。ただし、持続的な過剰摂取は体調不良(悪心嘔吐、食欲不振)や内蔵へのカルシウム沈着・石灰化の原因となることがあります。くれぐれも健康を損ねない程度に留めてください。当院でもビタミンDの採血検査を行っておりますので、興味のある方はお申し出下さい。Vitamin D and assisted reproductive treatment outcome: a systematic review and meta-analysis. Justin Chu et.al. Hum Reprod. 2018 Jan 1;33(1):65-80.

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  • 15Nov
    • 亜鉛…微量分子が精子の機能に大きな影響をもたらす

      亜鉛と精子の運動性に関する総説を読みましたのでご紹介します。亜鉛は生体で不可欠な鉱物ですが、体内での働きについては明確ではありません。1970年代から80年代ZhaoらはC.エレガンスという線虫で、亜鉛が精子に運動性を持たせるシグナルを伝達することを明らかにしました。この亜鉛輸送体は、細胞内小器官に局在しており、外部から亜鉛を取り込むのではなく、内部貯蔵から細胞質に放出することによって亜鉛のレベルを調整すると考えられます。細胞内で放出された亜鉛は、シグナル伝達経路におけるメッセンジャーとして働き、細胞の移動度獲得を促進します。精子の形成は精巣の異なる領域で慎重に行われています。ヒトの精子は、緊密に圧縮された精細管で形成され、まずDNAを分画して、不要な細胞成分が除去され、細胞が分化し、長い鞭毛をもつコンパクトで保護されたパッケージを形成します。しかし、これらのできたての精子は動くことができないか、または受精することはできません。精子は精巣上体にある精細管を通過する間に、『成熟』を経て運動が可能になります。これらの精細管内では、精子は成熟シグナル、つまり亜鉛を豊富に含む液体中に浸され、運動性を獲得しています。この論文はシグナル伝達における亜鉛および亜鉛輸送体の役割が、ヒト精子の発達および機能において研究するために重要であることを示しています。男性は、精巣では亜鉛濃度が高く、精巣上体の異なる領域では亜鉛輸送体が発現しています。さらに、亜鉛欠乏は男性の生殖能力低下と相関しています。亜鉛は精巣精細管の迷路のようなところに非常に豊富に存在するため、男性の生殖能力における亜鉛の役割はまだ解明されきっていません。以前のブログで紹介したカルシウムは妊孕性に重要なシグナル伝達成分として機能することが長い間知られていますが、他の報告では様々な状況で亜鉛の役割が浮上しています。例えば、卵母細胞から細胞外空間への亜鉛放出という現象は、卵が受精する際の卵子活性化時に生じることが明らかとなっています。このように亜鉛は、男性側の精子の運動性、さらには女性側の卵母細胞の活性化という重要な役割を担うことがわかってきました。亜鉛は通常の食事による過剰摂取の可能性は低いですが、サプリメントなどによる過剰摂取が起きると、銅の吸収疎外による銅欠乏、貧血や胃腸障害など様々な症状が現れます。そのため、血液中の亜鉛と銅のバランスをみることが重要です。当院でも血液検査を行っております。ご希望の方は医師までご相談ください。PROS Biology June7,2018 Zinc:A small molecule with a big impact on sperm function

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  • 02Nov
    • IVF学会に行ってきました。

      2018年10月28日(土)~29日(日)に名古屋で行われた第21回IVF学会に行ってきました。多くの発表を聴くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。様々な演題の中でも興味をひかれたものは、“Day6胚盤胞移植でも形態が良好であれば、十分な妊娠率が期待できるのか”という検討でした。○Day6胚盤胞とは・・・通常、胚盤胞に到達するのに要する時間は採卵後約5日程度(120時間)ですが、中には6日で到達するものもあり、それらをDay6胚盤胞と呼びます。しかし胚盤胞に到達するまでの時間が長いと染色体に異常を持っている可能性があります。過去に詳細な記事を載せてあります。(タイムラプスを使用した胚の正倍数性の特徴について)検討では形態良好胚盤胞は3BB以上とされていました。胚盤胞移植全体では、Day5胚盤胞移植の妊娠率は50.6%、Day6胚盤胞移植の妊娠率は25.6%とDay5胚盤胞移植のほうの妊娠率が高い結果となっていました。しかし形態良好胚盤胞に絞って比較したところ、Day5胚盤胞移植の妊娠率は55.3%、Day6胚盤胞移植の妊娠率は50.0%とあまり差が認められないという結果になっており、Day6胚盤胞移植であっても形態良好胚であれば良好な妊娠率を期待できることが示されました。形態良好胚盤胞の中でもICM(内細胞塊)、TE(栄養芽細胞)のどちらがより妊娠率に大きな影響を与えているか気になり、調べてみました。論文によるとTEの形態がICMよりも妊娠継続率(妊娠率、生存率)の予後を予測する可能性が高く、移植の胚の選択において最も重要な因子と結論付けられていました。参考文献Inner cell mass and trophectoderm quality as predictive parameters of pregnancy and implantation.Fertility and Sterility 2016.07.604○ICM(内細胞塊)とTE(栄養芽細胞)とは・・・ICMは将来胎児となる細胞、TEは将来胎盤となる細胞のことです。

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  • 25Oct
    • 胚盤胞の染色体解析

      今回ご紹介するのは胚盤胞腔液(BF)、内細胞塊(ICM)、栄養外胚葉(TE)をサンプルとしてそれぞれ採取し、その核型*が一致するかどうかを比較判定した論文です。*核型とは、染色体の数のことです。胚盤胞は拡張する際に細胞から水分が分泌され、その液体が溜まっていくことにより次第に大きくなっていきます。このBFにはDNAが含まれているという研究を2013年にデンマークのグループが発表して以降、BFを用いた染色体解析の研究が多く行われるようになりました。BFをサンプルとして用いることができれば、胚盤胞から細胞を切り取るようなことはせずとも検査を行えるため、非侵襲的で胚へのダメージはぐっと低くなります。研究のために提供されたドナー胚盤胞16個を用いての検討です。BFからDNAは採取できたものの、同一胚盤胞から得たICM・TE細胞由来の核型との一致率は40.0%と低く、一方でICMとTEでの核型一致率は85.7%と高い結果となりました。BF由来DNAには、モザイク異常**が付加していることが多く、また多くの染色体でモザイクの影響を受けていました。そのため、BF由来DNAは胚本来の核型を示しているとは言えず、胚盤胞の染色体を解析するにはTEを採取することが最も効果的であるとしています。**モザイク異常とは、5個の細胞の染色体数を解析したと仮定すると、そのうち4個は正倍数、1個の細胞由来の染色体だけ増加(トリソミー)、または減少(モノソミー)していることを指します。すべての染色体にモザイク異常が起こることはあまりなく、23本ある染色体のうち、1~2本このようなエラーがみられます。あるいはもう少し多くの染色体にモザイク異常がある場合を、多発性モザイクと称します。通常、胚盤胞生検などで用いる細胞数は5個くらい必要で、このモザイク異常をクリアに判定できるようになったのが次世代シーケンサーという装置です。当院では以前からこのBFに着目して研究を進めており、次世代シーケンサーを用いた解析で学会発表を行ってきました。こちらBFを採取する方法を工夫したことで、以前よりDNAは多く取れるようになりましたが、解析の結果は今回の論文と類似した結果となり、TE採取に代わるような術となるにはさらなる工夫が必要だと感じています。参考文献Karyotype of the blastocoel fluid demonstrates low concordance with both trophectoderm and inner cell massFertility and Sterility Vol.109,No.6,June 2018

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  • 09Oct
    • タイムラプスを使用した胚の正倍数性の特徴について

      “タイムラプスインキュベーターを使用し、胚の発生能または染色体の状態を予測できるか。”という論文を読みました。この論文では胚盤胞生検によって染色体正常率を調べています。○タイムラプスインキュベターとは・・・インキュベーター(胚を培養する機械)から胚を外に出すことなく、胚の成長を連続で観察することができる装置です。○生検とは・・・胚盤胞の栄養芽細胞(外側の細胞)の一部を上の画像のように採取し、染色体解析することです。○胚の発生異常について・・・今回の論文での胚の発生異常は、① 分割胚で核が複数確認されるもの② 分割した細胞が元の状態に戻るもの③ 分割面が不明瞭なもの④ 一度の分割で3細胞以上に分割するものの4つに分類されました。論文では、胚盤胞生検を行った130名(平均年齢36.3±4.3歳)を対象として研究が行われました。胚の発生能の結果は、胚の発生異常③または④の場合、胚盤胞まで発生する確率が低いことが分かりました。(正常:68.4%、異常:③52.6%、④34.0%)次に染色体の正常率について、胚の発生異常が上述の1つのみであるなら、影響を与えないことがわかりました(染色体正常率:①42.3%、②52.6%、③50.0%、④40.4%)。しかし、複数の異常が確認される胚では、染色体正常率が低いということが分かりました。(染色体正常率:27.6%)また、胚盤胞への発生時間も染色体正常率に関係しています。上の画像は胚盤胞の成長過程を分けたものです。染色体正常率が低下する条件として、・初期胚盤胞まで発生する時間が長い(96.2時間以上)・胚盤胞(フルブラスト)まで発生する時間が長い(116時間以上)・フルブラストから拡張胚盤胞に発生するための時間が長い(13時間以上)があげられていました。これらの結果より、分割異常や胚盤胞発生時間が染色体正常率に影響することが分かりました。またタイムラプスインキュベーターでの胚の観察が重要であることも分かりました。当院でも染色体解析からみた良好胚盤胞の選択基準という研究を発表しました。(NGSによる染色体解析からみた良好胚盤胞の選択基準)この時も胚盤胞発生時間が染色体の正常率に影響を与えていました。胚盤胞発生にかかる時間が100時間を超えてくると染色体正常率が低下するということが分かり、今回の論文と類似した結果となりました。現在、胚の成長過程をタイムラプスインキュベーターで観察し、凍結・移植を行う際の優先順位の参考にしています。参考文献Are cleavage anomalies multinucleation ,or specific cell cycle kinetics observed with time lapse imaging predictive of embryo developmental capacity or ploidy?

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  • 25Sep
    • カルシウムイオノフォアによる卵子活性化について②

      先週に引き続き、カルシウムイオノフォアによる卵子活性化のお話です。カルシウムイオノフォアの新たな作用・・・カルシウムイオノフォアが顕微授精後の卵子活性化を誘導することはすでに報告されていましたが、近年カルシウムイオノフォアについて新しい作用が期待される論文がありましたので、紹介します。Treatment with Ca2+ ionophore improves embryo development and outcome in cases with previous developmental problems: a prospective multicenter study.Human Reproduction, Vol.30, No1 pp.97-102, 2015この論文では顕微授精を行った受精卵(胚)が胚盤胞に発育しない症例に対して、カルシウムイオノフォアを使用することで受精率や分割率、胚盤胞到達率の変化を比較しています。論文ではカルシウムイオノフォアを使用した周期と使用しない周期で比較すると、受精率に変化は見られませんでしたが、分割率や胚盤胞到達率が有意に上昇したという結果が得られています。さらに着床率や出生率も上昇したと報告されています。この結果はカルシウムイオノフォアが受精段階での卵子活性化だけでなく、分割やその後の胚の発育にも重要な役割を担っていることを示唆しています。また他にも初期胚で発生が停止する症例や胚発育遅延、胚盤胞到達率が低い傾向にある症例にも有効であるとの報告もあります。当院でも同一患者間で、Ca非施行周期とCa施行周期において、受精率、分割率、着床率、臨床妊娠率、出産率の比較を行いました。その結果、受精率と着床率に有意な上昇が見られました。また、臨床妊娠率、出産率も増加傾向にありました。このことは以前のブログにも書きましたが、2018年5月26日、27日に行われた第59回日本卵子学会学術集会において「同一患者間におけるCaイオノフォアによる卵子活性化の効果の検討」と題して学会発表を行いました。学会発表の詳細はこちら当院におけるカルシウムイオノフォアによる卵子活性化・・・当院では従来より、受精障害や精子の運動性が不良な場合などの重度の男性不妊の症例に対して、カルシウムイオノフォア処理を実施し成果を得ています。私たち培養士が日々患者さんの胚の培養を行う中で、なかなか胚盤胞まで発育せず、凍結が思うようにできない症例があります。前述で紹介した論文ではそういった症例にカルシウムイオノフォアを使用することで改善できる可能性があることを示しています。今後は胚の分割不良や胚盤胞到達率が低い症例に対しても積極的にカルシウムイオノフォアの使用を検討していきたいと考えています。カルシウムイオノフォア処理を行うことで、顕微授精で受精しなかった患者さんにとっての心理的負担を少しでも軽減できるのではないかと思います。さらに、より多くの胚盤胞を得ることができれば、凍結もしくは移植、妊娠の機会が増えることも期待されます。ただし、この卵子活性化法は全ての方に有効というわけではありません。卵子側に問題があって受精しない場合や精子頭部の脱凝縮の異常など、カルシウムイオノフォアが有効でないこともあります。また通常の体外受精では精子が卵子に入り込むタイミングが特定できないため、カルシウムイオノフォアは使用できません。

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  • 18Sep
    • カルシウムイオノフォアによる卵子活性化について①

       一般的に顕微授精の受精率は70~80%程度と言われています。顕微授精を行うと必ず受精すると思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそのようなことはありません。20~30%の割合で受精しない卵子が存在します。これは受精障害と捉えることができます。受精障害の原因は卵子側、精子側それぞれにありますが、その中で特に精子側の要因の一つに卵子活性化障害というものがあります。精子による卵子活性化障害に対して、受精率を向上させる一つの手段として、カルシウムイオノフォアを使用した人為的な卵子活性化という方法があります。今週と来週の2週にわたり、卵子活性化についてお話しします。今週は「受精のメカニズム」と「カルシウムイオノフォアによる卵子活性化」のお話です。○受精のメカニズムについて・・・卵子は排卵直後の段階ではまだ完全には成熟しておらず、精子と出会うことにより活性化され成熟を完了させます。卵子は成熟してはじめて受精が可能となります。通常、受精が成立するメカニズムとして、精子が卵子にたどり着くと、卵子の透明帯を破り透明帯内部に侵入、その後卵子の細胞膜に接着すると、他の精子の侵入をブロックするとともに精子側から卵子活性化物質が分泌されます。この卵子活性化物質は卵子細胞内に流れ込み、卵子細胞内の小胞体に働きかけ、小胞体から細胞内へのカルシウムイオンの放出を促進します。放出されたカルシウムイオンは卵子の細胞内を波状に広がるのですが、この現象をカルシウムオシレーションと呼びます。カルシウムオシレーションの開始と同時に減数分裂が再開され、受精のプロセスの進行に必要なシグナルが伝達していき、受精の完了へと向かいます。この一連の過程を卵子活性化といいます。つまり、受精が成立するためには、精子側の働きかけによる卵子細胞内のカルシウムイオン濃度の上昇(カルシウムオシレーションによる卵子の活性化)が必須となります。○カルシウムイオノフォアによる卵子活性化とは・・・顕微授精の場合、卵子に精子を注入した時点で精子因子が卵子内に持ち込まれ、卵子が活性化し受精が成立します。ところがまれに精子因子の異常により卵子の活性化が起こらないことがあります。また、通常の受精とは異なり、卵子細胞膜への精子の接着がなく卵子活性化物質の放出がバイパスされるため、卵子の活性化に必要な卵子細胞内のカルシウムイオン濃度の上昇が不十分な場合があります。こうした場合に有効なのが人為的な卵子活性化です。卵子活性化処理法には他にもいくつかの方法がありますが、カルシウムイオノフォア(カルシウムイオンを細胞内に流入させる物質)を使用することで、細胞内のカルシウムイオン濃度を強制的に上昇させることができ、卵子活性化に有効な働きがあると考えられています。今週はここまでです。次回は「カルシウムイオノフォアの新たな作用」と「当院におけるカルシウムイオノフォアによる卵子活性化」についてお話しします。

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  • 07Sep
    • sERCの着床率、胚発生について

      sERCがみられる卵子の着床の可能性についての論文を読みました。sERCとは、卵子の中にある滑面小胞体のことで、液体を含んだ袋のようなものです。sERCが現れるのは受精前で、受精後は大体が消えてしまいます。これが受精後の分割に影響があるのではないかとされています。この論文では、sERCの陽性群(sERC有り)と陰性群(sERC無し)によって着床率に違いがあるのかどうか調べていました。対象は743周期、媒性方法はすべて顕微授精でした。検討では、7609個の卵子が回収され、そのうち78周期(10.5%、)167個(2.2%)がsERC陽性でした。① sERCのあり・なしのそれぞれの卵子で着床率が違うのかどうか② 1個でもsERCがある周期をsERC陽性として陽性と陰性で着床率が違うのかどうかの2つの検討が行われました。① の結果として、sERCがある卵子は、ない卵子に比べて着床率が低いことがわかりました。また②の結果では、その周期に陽性であっても陰性であっても胚盤胞発生率や良好胚盤胞率が変わらないものの、胚盤胞移植後の着床率は、sERC陽性周期で低いことがわかりました。sERCの発生頻度は採取卵の1~2割ほどで、反復してsERC陽性周期が続くわけではありませんが、sERC卵子が回収された周期はよい結果に繋がりにくいということがわかりました。当院でも患者様からいただいた廃棄胚を使用して染色体解析を行いました。当院でのsERC発生頻度は論文同様少なく、廃棄胚でいただいたもののうち、sERC陽性周期は1周期(1/89)でした。その染色体解析の結果、7個の胚盤胞のうち2個のみ正常胚でした。検討数が1周期と少ないので、すべての方がこの通りになるかどうかはわかりませんが、グレードもよく胚盤胞まで発生しているにもかかわらず正常胚が少ないと感じました。sERCの発生原因や、どのようにすれば発生を抑えられるのかもっと勉強したいと思います。参考論文Oocytes with smooth endoplasmic reticulum clusters originate blastocysts with impaired implantation potentialSetti AS,Figueira RC,de Almeida Ferreira Braga DP,Azevedo MC,Iaconelli A Jr,Borges E Jr.Fertil Steril.2016 Dec;106(7):1718-1724. doi: 10.1016/j.fertnstert.2016.09.006. Epub 2016 Oct 12.

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  • 28Aug
    • 不妊学級と個別カウンセリングのご案内

      〇不妊学級  当院に通院している患者様を対象に体外受精に関する説明会を行っています。体外受精による治療を決定されたご夫婦、またはこれからステップアップして体外受精を検討しようとお考えのご夫婦は、治療スタート前に必ず不妊学級に参加していただいています。予約制となっておりますので、お申し込みは受付までお気軽にお申し出ください。対象  :  現在当院にて不妊治療中で体外受精を考えているご夫婦       (ご参加はお一人またはご夫婦のどちらでも可)日時  :  毎月1回 第3土曜日 14:00 ~ 16:00定員  :  20名程度 (定員となり次第締切)会場  :  さわだウィメンズクリニック講師  :  当院院長  澤田 富夫参加費 :  無料内容  :  体外受精の治療の流れをスライドを用いてご説明します注1. 当院に通院されていない方はご参加できません。注2. お子様連れでのご参加はご遠慮願います。現在患者様のご予約が殺到しており、2~3ヵ月待ちとなっております。参加をご希望の方はお早目のご予約をお勧め致します。早期の体外受精をご希望の方、不妊学級の予定が合わずご参加出来ない方のために、個別でのカウンセリングも行っております。(下記参照)〇個別カウンセリング不妊学級に参加できない患者様には、診療時間外に体外受精コーディネーター資格を有する胚培養士による個別の説明を行っております(有料)。こちらも予約制で現在1ヵ月待ちとなっております。ご希望の方は受付または外来診察時にお申し出ください。日時  :  平日  火・木・金  13:30 ~(あるいは14:00 ~) 1時間半程度当院で実際に日々患者様の精子処理や卵及び受精卵(胚)の培養に携わっている胚培養士が体外受精の治療について説明します。患者様と胚培養士が直接お話できる機会ですので、ぜひ、普段の診療時に聞けない事を質問していただけたらと思います。

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  • 22Jun
    • 日本卵子学会に行ってきました

      2018年5月26日-27日に行われた第59回日本卵子学会学術集会に行ってきました。私は初めての学会参加だったので、学会の雰囲気に圧倒されながらも有意義な時間を過ごすことができました。様々な発表を聴いた中で、私が興味を持ったものは体外受精を行い受精が確認できなかった卵子を解析する研究でした。非受精卵子の染色体を調べ精子由来の染色体が確認できるか否かを解析しており、ほとんどの卵子が精子由来の染色体を持っていませんでした。つまり、これらの卵子では精子の侵入が起こっていないと考えられます。受精が起こるためには精子が卵子の透明帯上で先体反応を起こし、透明帯を通過して囲卵腔に到達しなければいけません。精子の先体反応が起こらなかったことが原因で受精が確認できなかったのか、またはその他の要因によるものなのか今後の展開が楽しみです。また、私たちのクリニックからは「同一患者間におけるCaイオノフォアによる卵子活性化の効果の検討」と題して発表を行いました。当院では精子の運動性が不良な場合や卵子の質が良くない場合に、ICSIを施行した胚のCaイオノフォア処理を行っております。Caイオノフォアを施行することにより、非施行の場合と比較すると胚の受精率が増加することが報告されています。Caイオノフォアについての学会発表の詳細はこちら(同一患者間におけるCaイオノフォアによる卵子活性化の効果の検討)をご覧ください。

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  • 31May
    • クリニックの紹介 その3

      前回までのブログでは自然妊娠を目指すという記事をご紹介しましたが、当院では自然妊娠の可能性が低いと診断された患者様には体外受精による妊娠を目指していただいております。各検査を経て、体外受精により妊娠を目指す患者様や、自然妊娠を目指しタイミング療法や人工授精などの治療を行ってこられても結果が得られずに、体外受精に移行する患者様を対象としまして月に1度の不妊学級を開催しております。ただ今不妊学級は2~3カ月お待ち頂いており、患者様には大変ご迷惑をおかけしております。不妊学級を受講できない患者様には、診療時間外に体外受精コーディネーター・胚培養士による個別の説明を行っております(こちらも枠が限られており、現在1カ月待ちとなっており、患者様にはご迷惑をおかけしまして申し訳ございません)。個別説明の際、患者様に聞かれることが多い質問をいくつかピックアップしたいと思います。主に注射薬を用いた高刺激と、飲み薬を主とした低刺激、どちらがいいですか?高刺激では、1回の採卵あたりに得られる卵子数が多いことが期待できるため、結果的に多くの胚を凍結保存することが可能になります。1回の移植で1個ずつの胚を移植していくので、採卵を何回も繰り返すことなく妊娠できる可能性があります。また、数多く得られた胚より、成長速度や形態が良好な胚を選別できる可能性も上がります。近年の研究では、受精卵に多くの染色体異常胚が含まれていることが明らかとなりました。そのため、妊娠をしていただくのに複数回の胚移植が必要となります。当院のデータによると、1回の採卵あたり平均8.6個採取し、平均2.6個の移植で妊娠が成立しています。なぜすべての胚を胚盤胞まで培養しないのですか?当院では、受精できた胚数にもよりますが、day2またはday3の初期胚の中で最適な成長速度をもち分割形態の良好な胚を1~2個凍結保存します。それ以外の胚を胚盤胞まで培養し、胚盤胞に至った時点で、径の大きさや細胞数などを指標として良好胚盤胞を凍結保存しています。当院と、藤田保健衛生大学分子遺伝学部門 倉橋教授の研究室との共同研究では、細胞数よりも胚盤胞の大きさを指標としたほうが染色体正常胚を選別できる可能性があることがわかりました。*学会・論文発表2017年「5日目、6日目の胚盤胞凍結時の細胞のサイズと染色体解析」それがわかっているなら胚盤胞まで全部育てて凍結すればよいのでは?という疑問が生じると思います。しかし胚盤胞培養には、体外培養という環境下においておくリスクがあります。最近の培養技術は向上していますが、胚盤胞になる確率は平均40~50%、年齢が上がるにつれさらに低下します。以上の様な検討をふまえた上での当院のデータでは、初期胚移植でも、胚盤胞移植と同等の妊娠結果が得られており、体内培養に勝るものはないと考えています。

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  • 21May
    • 世界初の体外受精ベビー

      5月20日に「ナースのためのART医学セミナー」が開催され、院長と看護師が参加しました。今回、世界で初めて1978年に体外受精によって誕生した【ルイーズ・ブラウン】さんが40歳となって来日し、日本初口演をしてくださいました。ARTにおける看護師というのは、精神面でのサポートなど、患者さんに一番寄り添う極めて重要な役割をもっています。ルイーズさんのご両親も看護師に支えられ、助けられた経験をお持ちでした。体外受精で産まれた方のお話を聞く機会はなかなかないのでとてもいい経験となりました。澤田院長とルイーズ・ブラウンさん

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  • 17May
    • クリニックの紹介 その2

      自然妊娠を目指す治療において、卵管だけでなく、子宮の状態も大きな要因といえます。子宮筋腫の有無や、子宮内膜症などによる子宮・卵巣・卵管周囲の癒着などもきちんと診察する必要があります。子宮卵管造影検査で卵管閉塞と診断され、子宮内膜症を合併しているケースでは、腹腔鏡下で癒着をはがす手術により、卵管が正常に機能するようになる例も多数あります。子宮筋腫に関しては、卵管の入り口近くにできていたり、子宮内膜に近い位置にできたりしているケースでは、胚の着床を邪魔することもあり、子宮筋腫を除去する手術により、着床しやすくなることがあります。体外受精・胚移植で繰り返し不成功かつ子宮筋腫を合併されている方の場合、この筋腫を取り除く手術が有効な例も多くあります。また卵管鏡下卵管形成術の適応でない卵管水腫などは、切除手術が必要となるケースがあります。上記のような手術が必要と思われる患者様には、積極的に手術をお勧めし、手術を受けて頂く病院へご紹介させて頂いております。実際に手術を受けるかどうかはご夫婦のご希望もあると思いますので、よく相談していただき決定していくのがよいと思われます。

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  • 10May
    • クリニックの紹介

      患者様にはなるべく自然妊娠をしていただくというのが当院の理念であります。そのためには、ご来院頂いた患者様にいくつかある不妊のスクリーニング検査を受けて頂くことになります。スクリーニング検査が初めての方はもちろんのこと、他院で検査を経て転院された患者様でも、特に院長が重点を置いて検査を行っているのが子宮卵管造影検査になります。自然妊娠を目指していく上で最も重要な要素となるからです。子宮と卵管の評価をきっちり行い、さらにそこに年齢因子や、他のスクリーニング検査の結果を加味して総合的に自然妊娠が可能かどうかの判断を下していきます。この子宮卵管造影検査を省略して不妊治療を進めていくのは院長の考えとそぐわないことであります。インターネットの書き込みなどご覧になられて、本検査に対し非常に抵抗感をお持ちの患者様をよく拝見します。妊娠し当院より無事に転院された患者様を対象に行ったアンケート結果では、子宮卵管造影検査の際の痛みはほとんどなかったという声が多く寄せられています。なるべく自然妊娠を目指したい患者様、ぜひ一度当院で検査を受けられてみてはいかがでしょうか。また院長は卵管の詰まっている方に行う卵管鏡下卵管形成術を東海地区で一番多くの症例数をこなしている卵管の専門家です。卵管閉塞 (卵管が詰まっている) や狭窄 (卵管が狭くなっている) などの患者様には有効な手術法でありますが、卵管水腫と診断された方や、子宮内膜症を合併されている方、年齢が高い方、精子数が少ないなどその他の要因によっては手術の適応でないケースもあります。詳しくは当院HPをご覧ください。TERUMO からだにやさしい不妊治療 FT(卵管鏡下卵管形成術)情報 http://ft.terumo.co.jp/index.html

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    • JAPCO PGDコンソーシアム

      前回のブログでも書きましたが、当院では藤田保健衛生大学 総合医科学研究所 分子遺伝学部門 倉橋教授の研究室と共同研究を行っております。また、倉橋教授が立ち上げられたJAPCO PGDコンソーシアムにも参加させて頂いております。当院でPGDを実施する際は、高い診断精度を持った倉橋教授の研究室で染色体・遺伝子解析をおこなっていきます。PGDを検討されている患者様は、ぜひ一度当院へご相談ください。~以下JAPCO PGDコンソーシアムHPより抜粋~着床前診断(PGD; Preimplantation Genetic Diagnosis)を不妊治療の高い実績のある「診療施設」と、精度の高い分析技術を持つ「解析施設」との間での共同研究として行い、至適なプロトコールによるPGDをタイムリーに患者さんにお届けする目的で、PGDコンソーシアム (JAPCO; Japan PGD Consortium)を設立しました。JAPCO PGDコンソーシアムHP (http://www.fujita-hu.ac.jp/~japco/index.html)

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  • 23Apr
    • 当院で行っている研究活動について

      当院では、治療成績の向上や不妊治療・生殖医療の発展を目的として、データの収集・研究に取り組んでおります。具体的な研究としては、NGS(next generation sequencer;次世代シークエンサー)による染色体数についての解析です。藤田保健衛生大学総合医科学研究所 分子遺伝学研究部門教授 倉橋浩樹先生に遺伝子解析を委託し、研究を行っております。染色体数の解析は、ロバートソン転座などの患者様を対象としたPGD診断と、全染色体の数的異常を検出し、着床しやすい胚を選択するPGS(着床前遺伝子スクリーニング)と大別されます。PGDに関しては、前回のブログをご参照ください。PGS、いわゆる着床前診断とは受精卵の段階で、染色体数的異常の診断を目的とする検査です。近年のPGSの検査方法は、従来行われていたアレイCGHに代わり、胚盤胞期胚の細胞の一部から抽出したDNAを全ゲノム増幅し、NGSを用いて解析する方法が主流となりつつあります。受精卵の染色体異常は流産の大きな原因となります。この検査を行うことにより流産の原因になる受精卵の染色体異常(染色体の過不足)を検出します。この染色体異常は相互転座など患者さま自身がもともと持っている染色体異常が原因の場合もありますが、偶発的に起こる染色体の過不足(異数性異常)も多く、年齢が上がればその頻度も増えていきます。PGSを行い正常と判定された受精卵を移植することにより、流産の確率を下げることが期待でき、つらい流産を繰り返された患者さまにとって身体的、精神的負担の軽減につながることが考えられます。着床前診断の実施には、各国それぞれの社会情勢、それぞれの国の倫理観があるため、対応には慎重にならざるを得ず、それはわが国も同様です。海外ではすでにNGSを用いたPGS が主流となりつつありますが、日本では現在、安全性や有効性、倫理的な観点から、着床前診断の実施について、まだ臨床応用が認められていません。我々は、研究を通して臨床的背景との関係性を明らかにし、基礎的なデータを集めることで患者さまの妊娠・出産に大きく貢献できるよう励んでいます。

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  • 13Apr
    • 着床前遺伝子診断(PGD)について

      日本産婦人科学会では、着床前遺伝子診断(PGD)について、特定遺伝性疾患のみに限り認可しています。当院では、藤田保健衛生大学総合医科学研究所分子遺伝部門 倉橋教授とともにPGD認可施設の取得申請に向けて動き出しました。具体的には現在までに藤田保健衛生大学との数年に渡る共同研究を通して、PGDを行うためのスキルや知識を身につけるとともに、データを解析し、多くの学会などで発表させていただいております。PGDの申請には多くの時間がかかり、また申請に際して手続きが煩雑などの点があります。当院では、藤田保健衛生大学に全面的に協力していただいき、スムーズに進行できるよう勤めて参る所存です。PGDをお考えの方は、一度当院までご相談ください。遺伝カウンセラーによる専門的なご相談にも対応させていただきます。さわだウィメンズクリニックHP http://www.sawadawomens.com/wp/日本産婦人科学会HP http://www.jsog.or.jp/藤田保健衛生大学 総合医科学研究所 分子遺伝学研究部門HP http://www.fujita-hu.ac.jp/~genome/mg/index.html

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  • 05Apr
    • ブログ開始

      今日から培養士日記始めます。普段、培養士がどんな仕事をしているか、どんな勉強をしているか、生殖医療の専門的な内容など多岐にわたって、少しでも皆様の治療に役立つ情報をお伝えしていけたらと思っています。また、ご質問・ご相談は、さわだウィメンズクリニックHP(http://www.sawadawomens.com/)のお問い合わせから受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

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