昨日のつづきです
コップ座の神話゚・*:.。. ☆☆.。.:*・
メディア姫(メディア王国祖の母)が゚・*:.。. ☆☆.。.:*・゜
魔法を使い様々なストリーを展開させます゚・*:.。. ☆☆.。.:*・゜゚・*:.。.

コップ座は、余りめだたない星座で、コップというより、ギリシャでお酒等を混ぜるのに使う、両耳と台のついた壺、クラーテル(krater)です。
この壺の持ち主は、アポロン、バッカス、ヘラクレス、またメディアが薬草を混ぜた壺ともされています。
現代の情報の様に、情報の多さで信憑性に陰りがつきまといます。
こちらでは、メディアの物語をご紹介いたします
メディアは、コルキス王アイエーテスとイデュイアとの娘で、太陽神ヘリオス(※アポロンではなく、曙の女神エーオース、月神セレーネーの兄弟、ローマ神話ではソールで、太陽の擬人化された神です。ギリシャには太陽信仰が無く、東方から入って来たそうです。ロードス島の主神。)の孫、キルケーの姪にあたります。
メディアは、伯母のキルケーに魔法を教わり、
難しい魔法まで使える優秀な魔女に育ちました。後代の説ではヘカテーの娘でキルケーの姉妹ともされています。
メディアは、アルゴ船探検隊の英雄イアソンに恋をしました゚・*:.。. ☆☆
コルキス国のメディア姫は、
自国にアルゴ船探検隊が金羊毛(黄金の羊の毛皮)を交渉に来た時、アルゴ船に乗っていた隊員の英雄
イアソンに恋をしました

イアソンは、メディアの父のコルキス国アイエーテス王に金羊毛(黄金の羊の毛皮)の交渉を願い出ました。ところがアイエーテス王は、「鼻から火を噴く青銅の蹄(ひずみ)を持った牡牛二頭をつなぎ、竜の牙をまく事が出来れば」という難題な条件を出しました。
イアソンが困っているのを見たメディアは、
妻にしてもらう約束で魔法を使います
それは、魔法の薬でした。火の被害も、刀の被害も、被る事のない薬を与えたのでした。
イアソンはこの薬によって、牡牛を繋ぐ事に成功しました、そして竜の牙から生まれた兵士を倒して退治しました。
しかし、アイエーテス王は易々と金羊毛(黄金の羊の毛皮)を与えず、アルゴ船を焼き払い、イアソン達も殺そうと企てたのでした。
それを知ったメディアは夜、イアソンを連れ、川の番をしていた竜を薬で眠らせ、金羊毛(黄金の羊の毛皮)を手に入れ、夜陰にまぎれて船を出しました。
娘の裏切りを知ったアイエーテス王は、追跡しましたが、果たせず、ついに逃げられてしまったのでした。
イアソンの故郷イオールコス国での生活は波乱が波乱を呼ぶ環境゚・*

その後メディアはアルキノオス宮殿で、イアソンと結婚式をあげました。そして、イアソンの故郷イオールコス国に帰ります。
このお話は波乱万丈でして、ここでハッピーエンドではありません

イアソンの故郷イオールコス国にはイアソンの年老いた父王アイソーンと、その王位を狙っている叔父のペリオースがいました。アルゴ船探検隊の物語は、父王アイソーンが叔父ペリアースにイオールコス国の支配を奪われ、
金羊毛と引き換えに支配権を返すという約束を果たすために冒険に出たものでした。一説では、首尾よく金羊毛を手に入れたイアソンは、ペリアースに金羊毛を与え、領土を取り戻すと、メディアとともにイオールコス国に暮らし、一子メーデイオスをもうけ静かに暮らしたとも言われています。
しかし一般的な話では、
父王アイソーンが叔父ペリアースに自殺させられたため、その復讐に、ペリアースの娘達をだまし、ペリアースを切り刻んで煮殺させたとされています
このくだり、
メディアの話として伝わっているものは、父王アイソーンは殺されていません。
メディアの魔術が深く関わっていて、生きていないと話にならないのです。
メディアの仇討は、鍋の中で煮立てる恐ろしい魔法゚・*:.。. ☆☆.。.

メディアはイアソンと父王が叔父ペリアースに苦しめられて来た事を知ると一計を案じました。火竜の引く車で、九日九夜、遠い国を駆け、薬草を集めて来ると、それを鍋の中に入れ、フクロウの首と羽根、狼と羊のはらわた、鳥の首とくちばし、新月の海の砂などと一緒に煮ました。
そして、叔父ペリアースの娘達の前で、年老いた父王アイソーンを切り刻み鍋の中で煮て、若返った
元気な姿で蘇らせました(牡羊だともされています)。
ペリアースの娘達は、自分たちの父も若返らせて欲しいと、同じ事をしましたが、メディアは違う薬草を鍋に入れたため、
娘達は父ペリアースを殺してしまうハメになったのでした。
メディアは復讐を遂げるのですが、この事により、
叔父ペリオースの息子アカストスに追われ、二人はコリントス国に逃れたのです。
仇討を遂げると因果応報の法則に捕まる、英雄イアソンと離婚゚・*:.。.
コリントス国に逃れた二人は、メルメロスとペレースの二人の子に恵まれ、静かに暮らしていました。しかしコリントス王クレオーンは二人を引き裂き、自分の娘グラウケー(あるいはクレウーサ)をイアソンの妻にしようとし、
イアソンもこれに応じてメディアを離婚してしました。
メディアはイアソンとクレオーンの仕打ちに黙って従い、二人にお祝いとして見事な花嫁衣装を贈りました。しかしその衣装には毒が塗り込められており、クラウケーがその衣装を着ると、火が出て、父王もろとも宮殿を炎に包み焼き殺したのです。
しかし、怒った民衆により、
メディアの二人の子も石で打ち殺されてしまいました。
新天地で再婚したメディア隠し子に翻弄゚・*:.。. ☆☆.。.:*・゜゚・*:
何もかも失ったメディアは一人、有翼の戦車に乗り、アテナイ国へ飛び去りました



そこでメディアは王アイゲウスの妻となり、メードスをもうけました。
しかし、メディアを妻にする前にアイゲウス王には、陰謀の流背景で産まれたテーセウスと言う一人の息子がいましたが、まだ会った事がありませんでした。

アイゲウス王には子供が無く、デルポイに神託を求めましたが、その神託の意味がわからず、再度セカンドオピニオンとしてピッテウスに相談に行きました。
ピッテウスは神託の意味を悟り、邪心の陰謀を企てます。
アイゲウス王を酔わせ、自分の娘アイトラーとともに寝かせました。
そして、アイゲウス王は岩の下にサンダルと刀を隠すと、娘アイトラーにもし男の子が生まれたら誰の子か言わずに育て、自らの力で岩の下のものを取る事が出きたら送り出すよう言いました。
ピッテウスの娘アイトラーはテーセウスと言う男の子を産みました。
テーセウスは立派に成長し、
自分がアイゲウス王の子と知ると、岩を押しのけ刀とサンダルを手に入れ、父の元へ旅立ちました。
メディア再婚も上手く行かず、追われてしまいます゚・*:.。. ☆☆.。
メディアは自分の子供以外にアイゲウス王に子供がいると知ると、まだ自らの子供に会った事がないアイゲウス王に、テーセウスは何か陰謀を企てているから注意するよう説き伏せました。
アイゲウス王は隠し子のテーセウスを恐れ、テーセウスにマラトーンの牡牛と呼ばれる、猛牛を退治するよう命じました。しかし隠し子のテーセウスがやすやすとこれを倒して帰ってきたのです。
そこでメディアは隠し子のテーセウスを毒殺しようと、宴をひらいて招き入れました。
そして隠し子テーセウスに毒の入った杯が渡すのですが、アイゲウス王は隠し子のテーセウスの持っている刀が我が子に贈ったものと知ると、その杯を叩き落とし、我が子を守ったのでした。
メディアはこれにより、
アイゲウス王から国を追われ、我が子メードスを連れてアジアへと逃げ帰ったのでした。
メディアの子、メードスはメディア王国のメディア人祖となる゚・*:.。
その後、メードスはメディア人の祖となり、またメディアは不死となって、アキレウスと共にエリュシオンの野(死後の楽園、天国)に住んでいるとされています。
コップ座は、このメディアが魔法の薬草を混ぜた壺が空にあげられたもとされています


メディアは強い力を持つ魔法使いとされ、どちらかと言うと恐ろしい女というイメージがあるのですが、かわいそうな運命だったのです。
愛する人を守って家族を裏切り、家族を守ろうと親族を殺し、夫に裏切られ子供を失い、自分の子供を守ろうと居場所を失った、ある意味強い力を持ちすぎた不器用な女だったのです。
普段の日々においては、
病気を治したり、怪我を治したりする優しい女性だったのかも知れません

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