今年の夏、一時帰国していつものように義実家を訪問したのですが、義父は入院中で会えなかったという記事を書きました。

 

 

この記事を書いた日の数日前に知り合いSさんと岩手県にあるお寺を訪ねました。そこには私の知り合いのSさんの息子さんのお墓があります。

 
Sさんは東北大震災の津波で奥さんを亡くされました。ご自身は消防官で多くの人の命を救ったのに最愛の奥さんのことは救ってあげられなかったという自責の念に苦しんだそうです。今は自分の気持ちを伝えるため「語り部」となって全国で講演をしています。ロサンゼルスでも公演をされました。震災から14年が経ちますが、毎日欠かさず遺体発見場所を訪ねているそうです。仏壇にはいつもきれいな花を供えて毎日拝んでいると言っていました。
 
Sさんを訪ねて東北に行くのは今回が2回目ですが、息子さんが2年前に亡くなったそうで今年は息子さんのお墓参りもさせていただきました。そこでお寺の僧侶の方の講話を聞いて
 
ものごとはすべていい方向に考えた方が、自分にとっても相手にとっても得策だ
 
ということを学びました。確かにネガティブな波長を出すより、なんでもポジティブに捉えた方がいいですよね。
その前まではせっかく義実家に行っているのにどうして義父のお見舞いも面会もできないのだろうと憤っていたのですが旅行中の私たちに負担をかけないように気を回してくれたんだと思うことにしました。
 
そして1ヶ月余り経ち、その間、病院からの情報も入らず、夫が無理にペットシッターさんに義父の携帯電話を病院に届けてもらわなければ話もできない状態が続いたので、さすがに「遠くに(アメリカに)いる家族に負担をかけたくない」から何も知らせてこないというわけではないと思うようになりました。
 
いろいろな人に相談して、地域の包括センターや病院のソーシャルワーカーさんに連絡を取った方がいいと言われ、アメリカからやってみたところ、体制が整い、なんでもすぐに教えてくれて安心できるようになりました。
 
今までも「日本の行政ってそんなに不便なのかな?」とか「日本の病院ってそんなに情報を教えてくれないものなの?」とすっかり『日本』に対して不信感を持っていたんですけど、ちょっとしたことで本当にものごとはスムーズに進むものなのだとわかりました。この高齢者社会、身寄りがない人や親族と連絡がつきづらい人だって多いでしょうから、そんなに不便だったらたいへんですよね。

 

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