現在アメリカの高校の11年生の娘は小学校の時から、いわゆるProgressiveな学校に通っていました。

 

Progressive Educationは日本語では「進歩主義(教育)」と呼ばれているようです。19世紀くらいから「子供中心」とか「自発的学び」とか「実践的教育」など新しい教育方法が提唱されると、常にProgressiveというカテゴリーに加えられていったようです。

 

アメリカの私立校の多くはカトリックやユダヤ教など、特定の宗教の家庭のために作られました。イギリスやヨーロッパに古くからあった寄宿舎学校で一貫した教育を提供する学校もあるし、自分たちが理想とする教育方法を採用している学校もあります。

 

ロサンゼルスの私立小中高は、TraditionalとProgressiveのどちらかのカテゴリーに分類されている学校がほとんどですが、中にはNeutral (中立)と呼ばれている学校もあります。

 

前置きが長くなりましたが、娘の同級生には、お父さんがふたりいる家庭やお母さんがふたりいる家庭や 両親が離婚して再婚しているため、ふたりずついる家庭などの子供もいました。クラスの生徒の比率では、両親が異性同士で離婚していない家庭の子が40%くらい、シングルか両親が別々に暮らしている家庭の子が40〜50%くらい、両親が同性の家庭の子が10〜20%くらいでした。

 

そのせいか娘は最近のトランプの「性別は男と女の2種類だけ」という発言に敏感です。自分の友達でLGBTQの子達はこれからどうなっちゃうんだとうと心配しています。これに関しては私より娘の方がずっと多くの情報を持っていて、視野も広いので意見を聞いて「う〜ん」と考えさせられることが多かったです。