私の同年代の友人はほとんどが、すでに親御さんが他界されているか介護の真っ最中です。
自宅介護をしている人は本当に週7日24時間拘束されているような生活になっているようです。
 
兄弟姉妹がいる人は、同居している家族が息抜きできるようにと、時々介護を引き受けてくれるようですが、毎日一緒にいる人がいないと小さいお子さんでもお年寄りでも不安になるようで、結局は同居している人に負担がきてしまうこともあると言っていました。
 
子育て中のお母さんがよく「自分の時間がない」とぼやきますが、子育ての場合、トンネルの向こう側が見えているというか、期間限定の要素が強いのに対し、老人の介護は先がどれだけあるのか見えないですよね。
 
そして子供の場合、躾けるというか「言うことをきかせる」という行動に出られますが、自分の親に対しては、なかなかそれができないために言いなりにならざるを得ないこともあるようです。
 
最近、友人と話していてやたらと「今日は〜〜なので、後30分で連絡取れなくなります」とか「今日はこれから〜〜なので、ごめんね〜」と話を切り上げられることに気づきました。仕事の場合、ミーティングは30分と決まっていたら、25分くらいが経過した時点で「ではこの続きはいつにしましょうか。」とか「そろそろ終わりなので最後に何か話しておいた方がいいことはありますか。」などと言って切り上げるのですが、友人同士の会話だと気がつくと1時間以上、話を聞かされて「じゃ、どうする?」となった時点で「私はあと何分しか時間がない」とか「私は今日は忙しい」と言われると「じゃ、なんで最初に大事なことを話して決めようとしなかったの?」と言いたくなります。
 
ここでふと思ったのは、そういう友人はふだん親御さんの介護をしていて、一方的に話を聞かされたり、お願いごとをされているので「今日はこれから〜〜なので、ごめんね〜」と誰かに言って逃げるようにその場を去るしかないのかなということです。それで自分が言いたいことを言って、相手の話を聞く番になると「もう今日はおしまい」としないとエンドレスになるのを恐れているのかなと思いました。
 
私たちもそろそろ「おばあさん」と呼ばれる年齢層になってきて話が長くなったり、くどくなったり、同じ話を何度もするようになってきたのかもしれませんが、家族ではない人に電話をかけてきて、最初の20分くらい用件とまったく関係ない話を一方的にして、その後に「私はもう時間がない」と言う人とはつきあいづらいな〜と思います。
 
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