今から6年前の1月に「バイリンガル育児で12歳までにやってよかったこと」を書きました。
現在17歳と10ヶ月の娘の言語習得を振り返り、今の娘が形成された過程でこれはやってよかったと思うことをまた書いてみようと思いました。
私は子供の頃、まったく読書が好きではありませんでした。両親は本をたくさん持っていて「書斎」と呼ばれる部屋はどんどん増えて、しまいには実家の2階の5部屋の3つは書斎に、2つは物置のようになっていました。もともと2階は下宿屋にしていて、私が高校生くらいからは、私の部屋と両親の寝室、ピアノがある部屋と父の書斎になっていました。ピアノがあった部屋は壁一面が天井まである本棚でしたが、その周りにも本が積み上げられていました。
そんな環境に育ったのに、私はマンガ以外の本を読むことの楽しみがまったくわかりませんでした。前にも書きましたが、仕事や研究のための論文や専門書は読みますが読書を楽しむということはいまだにできません。
娘はとにかく読書が好きです。子供の頃から本はいつでも買ってあげると言っていたせいか、日本語でも英語でも本を買ってあげると喜ぶし、他のものは買ってあげると言ってもあまり興味を示しません。
今から6年くらい前に小学校のお友達とショッピングモールに行った時、ふたりでずっと本屋にいたのに驚いたという記事を書きました。
それから6年経っても、休みの日に買い物に行きたいというと行き先はたいてい本屋さん。日本でも本屋に行きたいと言って、新宿の紀伊国屋書店に行った時は1日、楽しんでいました。
娘は本を読むだけじゃなくて小説やエッセイを書くのも大好きです。
日本語でも英語でもどちらで読んでも書いても楽しいらしいです。
これは私が何かをしかけたというよりは、本人の性質によるものだと思います。
ひとつだけやってよかったことがあるとすれば「つまらないものは無理して読まなくていいよ」と言い続け、教科書の音読やGraded Readerなどをおしつけず好きなものだけを読ませたことかもしれません。
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