「情報弱者」という言葉を検索すると中国語のサイトが真っ先に出てきます。中国語でもそのまま同じように使われているのかどうかわかりませんが、日本語で説明されているサイトによると
マスコミ報道やインターネットなどに触れる機会が少なく、情報の入手において不利な環境にいる人。また、情報の価値や真偽の判断に慣れていない人。
だそうです。この説明は大辞泉に載っている説明のようですが、さらにこちらのサイトでは
入手した情報の量や質、その情報をどう判断し解釈するかというスキルの違いによって、社会的な格差が生まれやすくなっています。
我が家においては入手した情報の量がダントツに多いのは高校生の娘のような気がします。夫も私もかなりの時間をインターネット使用に費やしていますが年齢相応の思い込みも強くその情報をどう判断し解釈するかというスキルに問題がある気がします。
私の両親はもう30年近く前に亡くなったので、インターネットを使わずにこの世を去りました。父はマスコミ報道に従事していたのですが、当時から入手した情報をどう判断し解釈するかについては独自の考えが強く よく「くだらないテレビや週刊誌の報道は信じるな」と言っていました。母は歴史の教師で特に北アフリカという日本人にはなじみがない地域の研究会に所属していたので、各国の政治経済に関するニュースを見ては「そんなはずない」と憤っていることも多かったです。
今や「専門家」でなくても世界中の情勢やニュースが瞬時に入手でき、誰でもニュースを発信できるような時代になりましたよね。そうなると情報の量よりも入ってくる情報をどう自分で判断するか解釈するかが大きな課題になっているような気がします。
ここ数日のロサンゼルス地域の火事に関して「アメリカ在住」の方がいろいろなことを発信しています。中には「ロサンゼルス」で被害に遭っている地域を日本のある場所に例えて説明したり、カリフォルニアの州政府に関して英語のニュースをそのまま訳して伝えている書き込みも目にしました。それに対して小競り合いのようなコメントのやりとりがあり、殺伐とした気持ちになりました。
非常時にどこからどのように情報を入手するかってとても大事ですね。
高校生の娘が 「.comじゃなくて.govのサイトを見た方がいいよ」とよく言うのですが確かにこれだけ情報が交錯すると第三者の解釈が含まれない情報がほしくなりますね。
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