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私の両親は早くに亡くなったので、生涯払い続けた年金をほとんどもらいませんでした。
ただ退職金のほとんどを終身保険に払い込んでいたので、生命保険はかなりの額が出ました。
父は闘病生活が長く、40代の時にフリーランスになったので年金はあまり期待できませんでした。
また50歳になる前に大病をしたので、生命保険にも入れませんでした。
それもあって、母は自分の老後を心配して、貯金をしっかりしながらも生命保険にも入ろうと決めたようです。
母は父の実家である東京の家の相続税を私が払えなくなって手放してしまうのを心配していたんだと思います。
ただ両親が住んでいた家は古い日本家屋で賃貸にするのも難しいし、私はその家に住む気はまったくなかったので、土地を手放さないまでもそのままの形で家を維持することはないことは母も生前わかっていたのではないかと思っています。
一度、母に「パパが亡くなって一人暮らしになったら、もっと便利な高級マンションみたいなところに引っ越したら」と言ったことがありました。母にとっては長年住んだ家だけど、部屋数が多く古い家屋はそうじだけでも大変だし年老いてからは急な階段をあがりおりできなくなって2階部分は使わなくなるんじゃないかと思っていたからです。
私の実家は両親の死後、10年以上経ってから売却しました。この件はいろいろないきさつがあったのですが、相続がうまくいかなかったので、短期所得にならず税金の率も低くなりよかったんじゃないかと思っています。
世間でよく言われる「財産は3代でなくなる」という説ですが、これでいくと両親が私に遺してくれた財産は娘の代でなくなるということになります。私が娘に遺せるものは両親が遺してくれたものより、ずっと少ないかもしれませんが、それは私がすでに両親が亡くなった歳を超え、これからも長生きしたら当然のことかもしれません。人は生きているだけでお金がかかるので、自分の収入がなくなってからの期間が長くなったら蓄えは減っていきますよね。
そしてもう一つの「言語の継承も3代でなくなる」という説について数回に分けて私の考えを書いてみたいと思います。