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ずっと何代にもわたって同じ国に住み、同じ言語を代々使っていたら、当然のようにその言語は次世代に継承されていきます。
言語の継承が3代で消えるというのは移民のケースです。例えばイギリスからオーストラリアに移民したとしても同じ言語の国への移民なら言語が消えることはありません。
日本からの戦前の移民は第二次世界大戦の時に2世か3世が多く敵国の出身ということで強制的にキャンプに入れられたりしました。そのため、日本人であること 日本語が話せることに誇りを持つことができず、英語だけを使用するようになりました。
このようなケースだけでなく、移民が自分の母語よりも移民先で使用されている言語を話し始めるといつしか母語を喪失するということはよくあります。
現在、両親が日本人でも日本語ができない人はアメリカにかなりの数います。さらに祖父母が日本語母語話者で、親と祖父母は日本語で話していても孫はまったく日本語を理解しないし、話そうともしない人も多くいます。どちらかというと3世でまだ日本語が維持できている人の方が少数派だと言えます。
そのため「移民の言語も3代で消える」と言われるのですが、必要としない言語を学ぼうとしたり話そうとはしないから消えていくというか習得しなくなるというのは必然的なものなのかもしれません。