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20年以上、アメリカの大学で大学生に日本語を教えていると、クラスにくる学生のパターンというか傾向が見えてきます。

 

もちろん大多数が同じような雰囲気でも異彩を放っている人はいます。アメリカの大学とはいえ、多様な人種がいるカリフォルニアで特にアジア人が多い地域にキャンパスがあるので、アジア人以外の人種は私のクラスではとても珍しいです。

 

そのため、いわゆる「ザ アメリカ」という雰囲気の白人はメインストリームのはずなのですが私のクラスでは少数派となるわけです。

 

もう10年近く前になりますが、あるひとりの大学院生(白人女性)が私のクラスを取りました。この人はとても癖が強い人で、クラスメイトの学生もちょっと扱いに困っている感じでした。その人は通算2年 私のクラスを取ったのですが、ある日 アジア人の男の子(大学1年生)に歳を聞かれて

 

無礼者

 

と叫んでいました。時代劇とかで覚えたんでしょうかね。でもよく考えると年齢を聞いた学生より、この人の方が無礼なことをよくしていました。

 

また別の学生で、とにかくよく発言しようとする学生がいて、その学生がよくできるならまだしも本当に出来が悪いし、準備もしていないのに 他の人が当てられているのに答えようとして、なんとも間の悪い人だといつも思っていました。

 

でもアメリカのスタンダーズからすると、こういう押しが強いというか周りの空気を読まない人の方が主流だと思います。私はたまたま大学教員という職業について、自分のやり方で授業を進められるので、こういう人たちもコントロールすることができますが、ほとんどの場面では自分が慣れているコミュニケーションの形が遂行できません。

 

ところ変われば人との関わり方も変わるとわかっていてもいつまでもアメリカ人の押しの強さに慣れない私です。