ランキングに参加しています。
クリックしていただけるとうれしいです。
別に日本人は働き者でアメリカ人は怠け者とは思わないけれど、仕事をしていて公私の時間のわけ方がアメリカ人は徹底しているな〜と思うことがよくあります。
私は自分の失敗や間違いで相手に迷惑をかけてしまったり、予定を伸ばしてしまったりしたら、申し訳なく思って時間外でもしっかり働くようにしています。
2001年に今の勤務大学に勤め始めた当初、マネージメントがメチャクチャで学生もアシスタントさんも振り回されている状態でした。その時、あるひとりの学生がアポを取ってオフィスに来る予定になっていたのですが、私は急にメインオフィスに呼び出され、自分のオフィスにもどったら学生からメールが来ていて「College professor must not make such mistake. (大学の先生がこんな間違いおかすわけないよね)」というような内容が書いてありました。実際、まったく忘れていたわけではないのですがそれでも約束をすっぽかしてしまったことには変わりがなく平謝りをしました。
それから仕事関係で約束をすっぽかしたということはあまりないのですが、病院のアポをすっかり忘れていたり、ネコのシャンプーの予約を忘れていた...なんてことは何度かあります。
もちろん休みの日まで働け!!とは言わないのですが木曜日に約束していたのにすっぽかされ金曜日の昼になってやっとメールが来て「今日中に書類を送ります」と言って謝ってきてから2日経つのに、送ってこないってちょっと不誠実ですよね。
週末だから仕事のメールは一切見ないというポリシーなんでしょうかね。
もっと嫌なのは、こうして約束をすっぽかしたり、頼んでいたことを期日までにやらないのに、そのことを指摘すると「忙しいんだから仕方ないでしょ。」と開き直る人。そもそも仕事がどんどん遅れて催促されるからそういうメールを処理するだけで時間が経っちゃうんですよね。
割り切り方がすごいな〜と感心したのは今から15年くらい前の裁判の前の聞き取りの日のことでした。数名の関係者が順番に話を聞かれ、中に長々と話す人がいて、肝心の尋問されるべき人がずっと外で待たされていて、5時になったら「子供を迎えにいくから」と言って帰ってしまい、聞き取り調査をする人も「あ、時間だね。じゃあ、次はまた連絡するから」と言って帰っていったことです。この聞き取りの日程が決まったのは訴状が出てから8ヶ月後で、さらに次の日程が決まるのに早くても3ヶ月かかると言われました。そんなに遅延するなら15分くらい延長して終わらせちゃった方がいいんじゃないの?と思ったのですがそういう仕組みなんでしょうかね。