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私は若い頃 ロックミュージシャンの取材とか映像翻訳の仕事をしていました。
当時はビデオもVHSだったし、録音はマイクロテープレコーダーでした。
何度も聞き返して書き起こしをして翻訳していたら時間がかかりすぎてしまうので、ほぼ同時通訳のように英語を聞きながら日本語に訳し、ワープロでタイプしていってプリントしてから直しを入れて、字数制限などを調整して字幕を完成させていました。
今ではそんな仕事ってないんじゃないかと思います。実際、映像翻訳も台本(スクリプト)があってそれを訳すことが多く、インタビューなどは文字起こしをしますが、デジタルで録音すれば自動的に生成してくれます。
数年前までは この自動生成はかなり間違いがあって、しかも発音が悪いときちんと聞き取ってくれなくて使いものになりませんでした。それがこの1年くらいの間に大進歩をとげ、今ではZOOMの自動書き起こしもいろいろな言語でかなり正確に出してくれるようになりました。
娘の学校で、3人にインタビューしてサマリーを書くという課題が出ました。娘にZOOMでインタビューすれば自動書き起こしをしてくれること、日本語でも英語でもかなり正確に書き起こしてくれること、などを教えたら早速使っていました。
娘は日本語も英語もネイティブの発音なので、やっぱり自動生成される書き起こしもかなり正確に出てきます。私の場合、とりあえず簡単な会話は正しく出てきましたが英語はうまく聞き取って書き起こしてもらえなかった単語がいくつもありました。
面白かったのが、娘のインタビューでは、同じ時間内だと英語の方が字数(語数)が圧倒的に多く、英語の方が早口なんだな〜と気づいたことです。それに日本語でのインタビューは学校の課題のためには英語に書き換えなくてはいけないので、最初から全部英語にすればよかったと言っていました。でも翻訳することによって内容が頭に入って話をまとめやすくなると思うんですけどね。