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娘は高校の成績が特に悪いわけではありませんが、周りの他校の友達に比べるとGPA(4段階評価の成績の平均)は低い方だと思います。というのも最近の高校の成績はインフレが進んでいて、全てAでGPAが4.0というのは珍しいことではなく、さらに4以上になるクラスを取っているのが当たり前のようになってきているからです。
学校によっては成績の安売りをしてしまって、GPA 4.0以上の学生がどこの大学にも受からないということが起きてしまったりするので、大学によっては各校からのトップ数名しか取らないというような内部規定をしているところもあるという噂も聞きます。
私も娘も常日頃から、このGPAというものは一体、大学受験にどのように影響するのかを疑問に思っていました。日本だったら偏差値70以上のいわゆる進学校のオール5とまったく勉強しなくても入れる高校のオール5が同じ価値だと見なす人はいないと思います。アメリカでも各高校のランキングのようなものはあるし、その学校の生徒の標準テストの成績の平均などで、ある程度の学校のレベルが推測できます。何万人もの学生の中から何分の一かの学生を選抜するのに、一回の入試だけで判断するのも難しいとは思いますが、さまざまな書類(高校での成績、課外活動の記録、小作文、標準テストの成績)などを見ながら合否を決めていくのはもっとたいへんだと思います。となると、果たしてGPAを見るのだろうかという疑問が湧いてきます。でもそういう数値化されたものは抽象的な課外活動の記録や小作文よりは合否の基準の対象にはしやすそうですよね。
昨日、日本のいくつかの大学の入試に関する説明を聞き「あれ? もしかしてInternational students の入試の必要書類には高校の成績は提出しなくていいの?」と思って、個別相談でも質問してみました。必要書類の中に成績証明がなかったのですっかり日本の大学の受験にはGPAはあまり関係ないんだと思っていたら、娘の第一志望校には提出が義務付けられていました。
そうよね〜。そんなに甘くないわよね〜。ということで20時間くらいぬか喜びをしましたが、現実は甘くないということで学校の勉強もしっかりしなくちゃね、という話になりました。