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昨日 日本にいる義兄がお盆に義実家を訪れたかどうかがわからず、一人暮らしの義父のお買い物サービスの手配をどうしていいかがわからないという記事を書きました。その後も義父のところに義兄が行っていないことだけはわかりましたが相変わらず連絡はありません。
私の両親は29年前に亡くなったので、携帯電話もインターネットも経験しないままこの世を去りました。今も生きていたら90歳くらいだったので、ちょうど義父と同じくらいの年齢です。もともと義父は携帯電話もドコモのガラケーで、7歳年下の義母も2016年に亡くなる時までずっとガラケーでした。夫が義母が亡くなる前の年にiPadをプレゼントしたので、義母はそのiPadを使って孫(我が子)の写真を撮ってうれしそうにしていました。義父はこのiPadも使いこなせず、スマホも使わないので多少割高でも月数回、お買い物に連れて行ってもらって自分で買い物をするようにしています。前にも書いたようにネコの缶詰などは決まったものを定期的に夫がAmazonから送るという方法が定着してきました。
義母が亡くなった年には、義母の妹(夫のおば)がよく義実家を訪れて義母の遺品の片づけをしてくれました。ただこの人はお嬢さん育ちで、義母は実家で自分の両親と同居していたのですが、この人は近くに家を買ってもらって、そこで一生 主婦をしていた人です。義母のお父さん(夫の祖父)の羽振りが良かったので、義母もその姉妹もお手伝いさんを雇ってもらっていたそうで、そのせいか料理も含め、家事がとても苦手です。それでもふたりとも生涯 主婦で、これと言ってすることもなかったので晩年は、住み込みのお手伝いさんなどはいなくて自分なりに家事をやっていました。この夫の叔母は「お姉さんの遺品はお嫁さんに片づけさせるわけにはいかないから私がやりました」と言っているのですが、実は何もやっていなくて昨年まで義母の部屋にあったものは全部その奥の部屋に押し込められていて足の踏み場もない状態だったのを夫が空にしました。ただし夫は買い物好きで日本の実家にものすごい量の自分の趣味のものを送り続けていてその荷物が納戸から2階の部屋からその義母の部屋だったところまで浸食していたので、今はどの部屋も物置のようになっています。
現在、義父が住んでいる家は、義両親が30年くらい前に移住して建てた家です。築30年とは言ってもまだしっかりしているのですが、ゴミ屋敷にならないですんだのは、義母が亡くなった後すぐに私が一人暮らしになる義父のために、自己負担で週1回の生活援助を行政にお願いしたからだと思っています。
前に何度か書いているように、義父は非常にこだわりが強くゴミ袋が有料になってから、とにかくゴミはたくさん溜まってからじゃないと捨てないと言い張り、紙やビニールのゴミは小さく降りたたんで、ゴムできつくしばって捨てないとダメだと言っていました。以前はネコのトイレシートもすぐには捨てずためておいてそれを生ゴミから出る水を吸い取らせて捨てるという変な習慣もありました。
幸い、食べ物の生ゴミや食べた食器を放置することはなかったのですが、ヘルパーさんが週1回でもおそうじに来てくれなかったら本当にゴミ屋敷になっていったと思います。今回も私が滞在している間に大掃除と断捨離をしましたが、それは共同スペース(リビングや水回り)だけで、まだまだ溜め込んだ空きビンやもう使わない食器や箸類などが山のようにあります。
このままでいくと
先代の遺したものをきちんと片づけなかった義母
自分の終活は一切 しようとしない義父
なんでも取っておきたがるうえに買い物好きの夫
が遺していくものがすべてが娘の代に持ち越されるかと思うとなんとかその前に断ち切らなくてはと強く思うようになりました。
そして私も ものを遺さないようにしなくては...と肝に銘じています。