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先週末 大騒ぎをして完成させた(というかなんとか形にした)娘のプロジェクト。

娘が通っている学校は私立校なので、プロジェクトに使用する機材や材料はすべて支給されます。おそらく公立校でも「公平性」を意識して全員に同じ機材や材料を渡し同じようなものを作らせるのだと思いますが、私立校の場合、生徒一人一人が「こういうプロジェクトをやりたいので、こんなものが必要です」と先生に言うと先生がすべて購入して渡してくれると言うのがすごいと思いました。

 

娘は自分が作ったオリジナルストーリーの世界を説明するために「人形を作りたい」と言うプロポーザルを書きました。

 

そのクラスはデジタルでいろいろなものを「創造する」クラスで3Dモデルのプログラムやデジタルドローイングなども習っています。

娘はそういったデジタルアートが得意中の得意で、小学校の時からデジタルアートの作品で賞をもらったりしていました。

 

それがなぜデジタル作品ではなくアナログな「布で作る人形」にしたのかはわからないのですが、娘曰く「最終プロジェクトはプレゼンテーションスタイルではなく自分が作ったものを形にして出すと言われたから、ほとんどの人はポスターをプリンティングすることにしたみたい。でも私は「形」にして出すなら自分が作ったストーリーのキャラクターを人形にしてみたかった。」と言っていました。

 

展覧会の2日前の時点で、まだ人形の型紙を切って、パーツを作っただけでした。

私と夫に「やる気あるのか」と一喝され、泣きながら ほぼ徹夜で人形を作り続けたのですが、とにかく細部にこだわるので一向に進みません。

 

そういえば小学校の最後のプロジェクトも得意の「マンガを描く」と言ったもののまったく進まず大泣きしながらも最後には立派な作品を作り上げていました。

 

その時に書いた記事です。

 

私はイライラして「小学校の時からそうだったじゃない。少しは成長したと思ったのに。」と叱りつけていたのですが、娘はとにかく細部にこだわり、何度もやり直しながら人形を黙々と作っていました。

 

その人形を置く箱庭のようなものを作ろうということになり、夫がハイキングで拾ってきた木を板の上に釘で止め、あとは娘が草をはりつけたり、背景の絵を探してはったりしました。

 

結果的にはポスターのプリントが間に合わず、自分のラップトップのスクリーンで作品を出している子や3Dモデルのアプリで設計図を作って実際には作っていない子の作品より、映えたようで、学校のニュースレターにも写真を掲載してもらえました。

 

私と夫は「がんばってなんとか形にしてよかったね」と褒め称えたのですが、娘の反応はうすく、本人は納得のいく人形が期日までに作れなかったことが、ただただ悔しかったようでした。

 

どこまでもマイペースな娘。でも「形にできた」ことを両親が喜んでいることが小確幸だといいな。