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日本に行くと銀行や郵便局でやたらと老人を見かけます。アメリカでは郵便局にお金を預けることはないのでATMもないのですが、最近は銀行の窓口を使うのは老人やインターネットで取引ができない人たちに限られているようです。日本も今はオンラインバンキングが一般化しているし、もともとコンビニのATMなどで簡単にお金を出し入れできたので銀行や郵便局にわざわざ行かなくてもよくなっていますよね。

 

私が日本で銀行や郵便局の窓口に行かなくてはいけないのは、日本の携帯がないのでオンラインバンキングができないからです。義母が亡くなった8年前、それまで公共料金の支払いや家計の管理を全部していた義母の口座から引き落とし先をすべて変更しなければいけませんでした。義実家の家の近くには都市銀行がないのでゆうちょ銀行を利用して夫がずっと持っていた(けれど使っていなかった)口座から引き落としする手続きを取りました。

 

その後、相続の登記費用や諸々の経費もそこから出して、その都度きちんと明細がわかるようにしてきました。義父は義母にお財布をすべて任せっきりだったので同じように誰かがやってくれれば楽だと思っていたようです。ただ私と娘が一時帰国した時に義父と一緒に郵便局や銀行に行って、私が横で手伝ってあげようとすると露骨に怪しむような態度を取られます。

 

その理由はおそらく私と義父が親子でない雰囲気で、私が横からチャカチャカと手続きをしようとするからなのだと思われます。いかにも老人を騙してお金をおろさせようとしているように見えるのかもしれません。

 

また義母が亡くなった後、いろいろな電話セールスの被害に遭い、それをなんとか取り消そうとしていた時にも義父の家の電話からかけて、私が説明して本人確認で義父が電話に出ても話がうまく進まないことも多々ありました。

 

それだけ老人を狙った詐欺や電話で勝手に他人の口座を使って契約をしたりする事例が多いのでしょうね。

 

アメリカにはそういう問題がないというわけではないと思うのですが、高齢者と一緒に暮らしているわけではないし、本人確認の方法がかなりしっかりしているので、日本にいる時のようなストレスを感じません。

 

高齢の家族が遠くに住んでいる日本の方は、どうやってこういう問題をクリアしているのでしょう。将来、私たちが年老いて 娘が近くにいないという時が来る頃にはいろいろなことがもっと便利になっているといいなと思います。