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私は東京の北部、城北地区で生まれ育ちました。住んでいた家には祖母(父の養母)が同居していました。当時、その地域は新興住宅街で、お風呂もエレベーターもない5階建ての団地がたくさん建っていました。小学校の時のクラスメイトの80%以上がこの団地に住んでいました。団地でネコを飼っていた人はいましたが、犬は飼えなかったようでした。

私が小学校に入った頃に兄が犬を飼いたいと言い出し、母が新宿のガード下にあるペット屋さんでしば犬を買いました。今だったら動物愛護団体が絶対許さないような劣悪な環境で、たくさんの犬がケージに入っていて、そこから人間が飼いたい犬を選んでお金を払って買ってくる制度でした。母は同僚と一緒にそこに行って「一番最初に私たちの手をなめた子にした」と言って来ました。その犬は(私の記憶では)数ヶ月で病気になってしまい、近所の獣医さんに何度か往診に来てもらって注射をしてもらったり薬を飲ませたのですが、すぐに死んでしまいました。

*これは「柴犬 子犬」で検索して出て来た画像をお借りしています。
 

私はその犬が死んだ時、とても悲しかったんですが、なぜか祖母の前で泣くことができず外に出かけていってひとりでしばらく泣いていました。

母はもともと「動物を飼うのは死んだ時が辛いから嫌だ」と言っていました。家では鳥や金魚も飼っていたのですが、犬と鳥や金魚は命の重みが違うように感じました。

その後、兄が捨て犬をもらってきて、飼いたいと言い始めました。雑種の犬で、前の犬と全然違って 大暴れするし よく吠える犬だったのですが、それだけ健康だったようで私が大学生を出るまで、つまり15年くらい生き続けました。