私の亡き母は、預金をすると銀行でもらえる粗品が大好きでした。
(旧)三菱銀行でもらったソーイングセットをいくつも持っていて、亡くなった後に遺品を片付けていた時 その数の多さに驚きました。
コンパクトなソーイングセットって旅行に持って行ったりするかもしれませんがそれほど需要はありませんよね。でも捨ててしまうのはもったいないと思っていくつかをアメリカに持ってきて使いました。
アメリカの私が住んだ年にはユザワヤのような手芸品の店がなかったので、針と糸を買うのもどこで買っていいかわからず、このソーイングセットはけっこう役に立ちました。
ロサンゼルスに引っ越してきて2年目の夏、インドに3ヶ月ほど仕事で行くことになった私は経由地のシンガポールで、洋服のボタンが取れたことに気づきました。
それでシンガポールの100均みたいなお店でソーイングセットを買いました。
このプラスチックの入れ物の蓋には20本以上の針が入っていて周りに16色の糸があって小さいハサミも入っていました。この百円もしなかったソーイングセットをもう21年も使っていて、まだ糸がけっこう残っていることに驚いています。
我が家はけっこう手芸好きで奥にある娘のソーイングバスケットにはミシン用の糸なども入っているのですが、ちょっとしたボタンのつけかえやほころびの直しなどはいまでもこのチープなソーイングセットの針と糸を使っています。
いや〜、物持ちがいいなと我ながら感心してしまいました。
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