私の勤務大学は、予算がないないと言いながらもとても気前がいい大学だと思います。数年前(たしか7年前)に日本研究にけっこう大きい助成金がおりて『多読』を推進しようと、学生が気軽に読める本をたくさん購入しました。

 

当初の担当者は私ではなく他の先生で、マンガとか子供の絵本とか学習書などを買ったのですが、正直にいうと大学生はこういう本を読むかな〜??と疑問に思うようなセレクションでした。

 

私が選んでいい順番(?)が回ってきた時、『クッキングパパ』というマンガシリーズを40冊まとめて購入してもらいました。

 

なぜこのマンガをまとめ買いしてもらったかというと、当初使っていた日本語の教科書の読み教材の中に「男の料理 市民権」というタイトルのちょっと古いというか昭和っぽいお話があって、そこで『クッキングパパ』が紹介されていたからです。

 

学生をわざわざ図書館に連れていって40巻のマンガ本の中から自分が作れそうなレシピを選んで料理ビデオを作るという課題を出してみました。

 

 

私のクラス(外国人のための日本語)を取る学生は、こういうプロジェクト型の学習をやりたがらない学生もいます。でもたいていはこういうグループプロジェクトを通して友達になり、卒業後も仲良くしている人が多いようです。

 

これは日本語を学習し始めて3年目の学生にやらせているのですが、けっこうみんな上手に作ってきます。3分のビデオでレシピを紹介して実際に作ってビデオに撮りナレーションを加える方法です。

 

最初の年に作った学生の中に 現在 日本でタレントになって活躍している人がいました。彼は大学生の頃から、こういうプロジェクトでも面白いものを作っていたのでその才能が活かされたのだと思います。

 

こういうプロジェクトはついつい「一生懸命やったから」とみんなにいい点をあげたくなりますが、やはり授業の一環なのでしっかり成績をつける必要があります。

 

今週末はみんなのビデオを見るのが楽しみです。

 

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