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昨日 ある方と話していてアメリカにある「バイリンガル認定」(The Seal of Biliteracy)は大学受験に有利かという質問をされました。

 

以前はよくAP (Advanced Placement) Japaneseのコースを取るべきか、自分が通っている高校になければどうしたらいいかという質問も受けました。

 

いずれも大学に入学した後、たいていは1年の必修である外国語のコースをとらずにすむという点では役に立つのですが、The Seal of Biliteracyを採用している大学というのは言語教育にそんなに重きを置いていないとか、独自に試験をして必修の外国語を取るかどうかを決定する制度がない大学で、例えばUC(カリフォルニア大学)とかアイビーリーグの大学は、日本語の認定試験制度を持っているので、入学してからその試験を受ければいいだけです。

 

1年の必修である外国語のコースが免除になるレベルは、もちろん大学によって違うのですが、このブログが難なく読める程度の日本語力があれば、まずどの大学でも外国語のクラスを取る必要はないと言えます。

 

またUC(カリフォルニア大学)とかアイビーリーグの大学に合格するだけの学力がある人は、おそらく高校で何語であっても3年間 同じ言語を学習していい成績を取っているはずなので、その言語で大学の1年分の実力がついていれば大学では外国語のコースを取る必要はありません。

 

では高校のうちにバイリンガル認定」(The Seal of Biliteracy)を受けていた場合、合格率があがるかどうかですが、本当〜にまったく同じ条件の人が合格のボーダーラインにいたら、持っている人の方が受かりやすいかもしれません。でも限りなくたくさんいる受験者がまったく同じ条件に並ぶということはあり得ないし、「私はバイリンガルである」と言うだけで、その能力を活かして何かを成し遂げたという結果がないと「So What? (だから何?)」と言われそうですよね。

 

何事もないよりはあったほうがいいのですが、どれだけ必要かと言われると「う〜んどうでしょうね」と歯切れの悪い返答になってしまいます。