19番目のご家族はこちら。
ご主人― イギリス人 アメリカ系外資企業勤務
奥様― イギリス留学経験あり 大学教員(英語教育)
お子さん 現在16歳(この秋から12年生)の女の子 14歳(この秋から10年生)の男の子 インターナショナルスクール
こちらのご家族も私の仕事上の知り合いと環境、お子さんの年齢が酷似しているので、もしその方がこのブログを読んだら「これってウチのことを無断で書いている?」と誤解されそうなので こちらも先にお断りしておきます。
正直に言って、私がこのご家族からインタビューの承諾をいただき、バックグラウンドのアンケート項目を見た時「この人はもしかして私の(リアルな)知り合いかも」と思ったほどでした。ご主人の出身国と奥様のお仕事(専門分野)が微妙に違うだけで家族構成やお子さんの年齢がまったく一緒でした。
それはさておき このご家族ですが、これだけ英語環境が整っていて家庭内でも学校でも英語を使うのであれば日本語の方が心配なんじゃないかと思っていたのですが、ご両親はお子さんの英語力にかなり不安を感じていました。
お子さんたちが通っているインターナショナルスクールは少人数で両親が日本人の家庭のお子さんの方が比率的に多いそうです。割と歴史がある学校だそうですが、積極的に帰国子女を受け入れる(つまり転校生が多い)校風から途中で辞めていくお子さんも多いようでした。辞めていくお子さんは中学や高校から英語圏に単独あるいは家族で留学するか進学校に転校(入学)するパターンのようです。
ずっとその学校にいることは決して悪いことではないのですが、ご両親は「英語が上達しないから英語圏に留学したかったけどできなかった」とか「インターナショナルスクールに行っているから日本語での試験の偏差値が低いのは当然」みたいな負のオーラがある気がすると思っているようでした。
特にお父さんはご自分が大学で日本語を勉強し、かなり上達して日本でアメリカ企業に勤めながらも日本語をよく使っているので、子供たちのバイリンガル能力にかなり不安を感じているようでした。
学力と語学力 そして総合的な認知能力の発達は、どの言語でどんな教育を受けるかも大切ですが、最終的には個人の力量というか適正なのかなと考えさせられたインタビューでした。
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