今年の夏、日本に一時帰国した時にNTT Docomoのショップに行かなくてはいけない用事があったのですが、日本在住の友人に「前もって予約入れておかないとすごく待たされるよ」と言われました。
学生街である高田馬場のDocomoショップをのぞいたら、ガラガラですぐ店員さんが声をかけてくれたのですが、その時は肝心の携帯(日本でだけ使用しているアンドロイド)を持っていなかったので用が足せませんでした。
それでアメリカに戻る最終日に「予約しないと」と言ってくれた友人の家の近くに予約なしで行ったら ずら〜っと長蛇の列。そして待合のソファにもたくさん座っている人がいたのですが、ほぼ全員がかな〜りのお年寄り。
もうすぐ3Gのガラケーが使えなくなるので、スマホに機種変更したものの使い方がわからない人お年寄りが多いそうです。
私の友人は88歳のお母様がスマホに変えて以来、何度もショップに通っているそうで事情がよくわかっていたそうです。
「病院より安全で、涼しいところに長くいたいお年寄りのサロン化している」と言っていましたが、友人のお母様も本当にちょっとしたことでも使い方がわからなくなるとショップに行って店員さんに質問したがるとのことでした。
同じ年代の義父は結局、スマホには移行せず4Gのフリップフォン(通称 ガラホ)に変更し、3Gが使えなくなったあとも同じような機能の電話でしのぐことにしました。義母は7年半前に亡くなりましたが、義父よりかなり若かったので生前、iPadをプレゼントしたらネットショッピングやSkypeを使いこなしていました。そのiPadを義母が亡くなったあとに義父に渡して、無料でテレビ電話ができる方法 (Skype)を教えたのですが覚えようとしないまま今に至っています。義母は生涯ガラケーしか使わなかったのでLINEを使うことはありませんでした。
私の叔父や叔母は80歳になってから、スマホを使い始めたのですが、90歳になった今もLINEの使用やネットショッピングは問題ありません。前述の友人のお母様もLINEを使い始めたんですが、しょっちゅう使い方を間違えて変なスタンプを送り続けたり、延々と独り言を文字化したものを送ってきたりするそうで 友人は「LINEを教えたのは失敗だった」と言っていました。
義父はクルマの免許を返納したあとは、ヘルパーさんや訪ねて来た家族に買い物を頼むのですが、ネットショッピングができればもっとずっと便利なのに...と思っていました。今回 一時帰国で介護をしている友人の話を聞くと、ご両親がネットっショッピングでものを買い込み、買ったことも忘れて箱に入ったまま実家に置きっぱなしになっている同じ商品がたくさんあったりして困っているという話を聞きました。
認知機能や判断能力が衰えてしまったご老人が、1クリックで買い物ができたり、何かに契約できちゃうと心配が絶えないですよね。それを考えると 義父がスマホを使わずオンラインへのアクセスがないというのは心配事がひとつ少なくなっているのかなと思いました。
こんな感じの4G 携帯電話 もうキーパッドや見た目がすべて前の機種と同じなので変更がスムーズにいったようです。
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