私の知り合いで、大学に長く勤めているのですが、常に成績を『感覚』でつけている人がいます。

その人は自分の『感覚』に絶対的な自信を持っているので「本当なら顔を見ただけで成績をつけられるけど、まぁ 5分くらいはつきあってあげる」と言っていました。

 

それは筆記試験ではなく口頭試験というか面接の試験でのことなのですが、その人は「筆記試験」も超手抜きで、何年も同じ試験を使い続けています。当然 過去問は流出するわけですが、それを見て答えを覚え筆記試験だけいい成績を取ると、「感覚で採点される口頭試験」で点を下げられるという噂も蔓延しているので、学生はとにかくその人に好かれるように努力します。

 

ある学生がこの先生の評価はバイアスがあって不当だと大学にクレームしたことがあったそうですが、特にお咎めを受けた様子もないようです。

 

その人の研ぎ澄まされた『感覚』ですが、まぁあながち間違っていないんですよね。顔を見ただけでその人の能力がわかるというのは大げさかもしれませんが、何週間かクラスで様子を見ている学生なら試験の前から出来が予想できることはあると思います。

ただ1対1で試験をされて、録音もしていなかったら、どんな点をつけられても学生は他の学生と比べようもないし、他の先生もその人の評価の正しさを判断できないですよね。

こんな方法を何十年も続けている先生がいるというのはかなりの驚きですが、日本の大学にもいるかもしれませんね。

 

 

 

ランキングに参加しています。

クリックしていただけるとうれしいです。

 にほんブログ村 子育てブログ バイリンガル育児へ
にほんブログ村