私は20代の頃、通訳や翻訳の仕事に憧れていました。特に映像翻訳とかテレビやコンサートで通訳している人を見ると「かっこいいな〜」と思いました。
運よく私は20代で雑誌やテレビの取材でミュージシャンやタレントさんの通訳をすることができました。
もっと英語を極めて、通訳や翻訳者として仕事がしたいと言った私に 母は
誰かに自分の言葉を何ヵ国語にも訳してもらえるような人になりなさい
と言いました。今になって母のその言葉のありがたみをしみじみと感じます。
今年に入ってからカリフォルニア州の大型プロジェクトに関わっています。
カリフォルニアはNGSS (Next Generation Science Standards)というサイエンスを強化するカリキュラムを採用しました。幼稚園から12年生まで、このカリキュラムでしっかりとサイエンスを習うというものです。
正直、今までアメリカの特に初等教育の理科(サイエンス)の授業ってあってないようなもので、日本の理科ってすごいな〜と何十年も思っていたので、これはなるべくしてなった改革だと思っています。
このNGSSに沿った教材を日英両語で学べるように翻訳をしているのですが、本当に気が遠くなるほど多くの教材を毎日コツコツ翻訳しました。それでやっと今日、幼稚園(k)が終わりました。
これは学年が高くなるほど(翻訳が)難しくなるというものでもなく、英語版も学年が下の方が子供にわかるような語彙で説明されているためそれに合った語彙で訳していくと言う点で低学年用の方が時間もかかるし、面倒です。
これを12年生までやってくれと言われたら、例え報酬がよくてもお断りしようと思っています。
ただまったく理系でない私もこのカリキュラムを全部見通したことによって、なんとなくサイエンスの流れが見えたのはよかったです。
仕事に明け暮れた3連休。まぁ、こういうこともありますよね。
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