1ヶ月ほど前に、拒絶過敏症という言葉を知って、私の周りにいる同僚にはこのタイプが多いと気づきました。
私は現在の職業(大学教員)になって20年以上が経つのですが、それ以前はエンターテイメント系の仕事をしていました。
 
エンターテイメント系の仕事をしていたと言っても、自分が何かを演じていたのではなく、芸能人やアーティストのマネージャー的な仕事や映像翻訳や通訳の仕事をしていました。その時は自分が若かったということもありますが、けっこう生意気なことを言っても周りの人は笑ってスルーしてくれたし、私が言ったことに過剰反応する人にも会いませんでした。
 
それが教育という職種についてから、同じ職業の人に、私の意図するところと全く違う反応をされ、疲弊することが多くあります。

 

10年くらい前に「日本人の知らない日本語」というマンガが流行ってドラマにもなりました。外国人に日本語を教えたことがある人にとっては「あるある」ネタが多く面白かったので、同僚に紹介しました。笑いながら「これ 面白いから読んでみて〜」とマンガを渡したら
 
私にこれ読んで もっと日本語勉強しろって言いたいの?
 
と言われてびっくりしました。その人は私より日本語教育歴が長い人だったし、日本語母語話者なのにそんな風に思うんだとけっこうショックでした。
こんな感じのマンガでした。日本語教師の必読書って感じです。
 
昨日、ある言語の先生のクラスの参観をするためのミーティングをしました。私はその言語を理解できないから、全部その言語で授業をされたら何をやっているのかまったくわからないので、どんなことをやるのか教材を先に見せてと言いました。
学生に先に渡している資料があると言っていたので、それをメールしてくれるだけでいいのですが
 
なんでそんなものが必要なの。〇〇語(その人が教えている言語)は見たってわからないでしょ
 
とすごい剣幕で言ったので、他の人も驚いていました。何がそんなに自分が作ったものを他人に見せるのが嫌なんでしょう。
それならクラスを参観してレポートを書くプログラム自体に参加しなければいいのに..と思いませんか。
 
こういう人たちに共通することは、妙に自分の授業に自信があるようなことを言うのですが、実は人に評価されるのが嫌いという点です。もちろん いい評価をされれば嬉しいんでしょうけど、批判とまではいかなくても少しでも「こうしたら?」みたいなことを言うとものすご〜く自己防衛しようとするので関わりたくないと思ってます。

 

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