先ほど 自分の大学時代に「日本の大学にもスクールカーストがあった」という記事を書きましたが、もう40年くらい前のことでしかも私が行った大学は小さい学部の小さい学科(1学年が100人ちょっと)だったし、非常に濃いキャラが集まるところだったので特殊かもしれません。

 

現在、私が勤めている大学は総合大学の1キャンパスで30000人以上の学生がいるので、全然雰囲気が違います。

アメリカの大学のスポーツチームと言えば、日本の大学スポーツ(体育会?)とは全然規模が違うので、スポーツチームの学生と一般の学生の間が「階級の差」を感じることもないように思います。まず最初から勝負にならない別世界の人という感じで、試合を見に行って応援することや同じクラスを取ったりすることがあってもそういう人たちと自分を比べてどうこうというのはない気がします。

 

娘が小学校の時、6年間 この大学のチアリーダーが指導してくれるジュニアチアリーディングに入っていました。

夫は「大学のチアリーダーなんて生え抜きのすごいのしか入れないんだから、今のうちに経験させてあげたほうがいい」と言っていたのですが、本当に現役のチアのお姉さんたちは見るからにオーラが違って、私が教えている学生とはまったく違うタイプの人たちでした。

 

学部ごとの難易度も全く違うので、専攻が何かという話で引け目を感じたり、マウンティングがあるかもしれませんが、それが小中高のような小さい世界でのやりとりとは全然違うと思います。

 

ただ学生と話していると「自分は高校ではずっと成績がトップで、自分の高校からこの大学に入ったのは2人だけだった。親も先生も友達もすごく喜んでくれた。でも寮に入ったら『この大学は滑り止めだった』という学生がけっこういて、彼らは何をやってもよくできて、成績もいいし、金持ちで親がクルマで迎えに来ておいしいもの食べに行ったりしていて、格差を感じた」というような話をよく聞きます。

 

私は文系に所属しているのですが、そういう話は主に理系の優秀な学生から聞きます。文系のおっとり系の学生はとにかく1つ1つのクラスでいい成績を取れればいいという感じでこの大学に入れただけで満足している雰囲気です(もちろん みんながそうというわけではありません)。

 

ずっと少人数で同じメンバーの子と何年も同じ学校に通っている娘は、時々こんな(私が勤めているような)マンモス大学でやっていけるのだろうか、こじんまりとしたリベラルアーツの学校の方がいいんじゃないかと思ったりします。でも私の経験の’ように人数が少ないと小さい世界の中での変な上下関係のようなものがうまれ、スクールカーストの延長のようになるならそれも考えものだと思います。

 

娘が入っていたジュニアチアリーディングのチームの話はこちら

 

 

アメリカの大学選びについて書いた過去記事はこちら

 

 

*なんとなく最近「スクールカースト」ネタをいくつか書きましたが、これが最後の記事になります。

 

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