ここのところ、続けてアメトピに記事をご紹介いただきました。

親戚ネタが続いてとりあげられていますが、一応、バイリンガル育児や教育のこともよく書いています。

 

今日は久しぶりに、高校生になった娘の日本語と英語での学習について書きます。

私は正直、我が子が日本語と英語のどちらのほうが優勢言語なのかわかりません。

今まで何千人ものバイリンガル話者のデータを見たり聞いたりしてきたのですが、どちらの言語も同じくらいの人は非常に少なく、特に成長すればするほど優勢言語がハッキリしてくる例が多いです。

 

私と娘は日本語でしか会話しないのですが、私も一応、英語で教育を受けたので娘が学習している内容はなんとなくは把握できます。ふつうは学校の成績を見て、現地校(英語で受けている教育)でAをもらい、標準テストでいい偏差値なら「英語で学習して問題ない」とみなされるわけですが、娘の学校は8年生(日本の中2にあたる学年)まで成績がA-B-Cのように段階でわけられて表示されなかったし、コロナで過去3年は標準テストも受けていません。そのため、いろいろな方法で我が子の言語習得度や学習到達度を見ているのですが、こういったら何ですけど、専門家の私が注意深く観察してもよくわからないほど、娘の日本語と英語の能力は近似しています。

 

娘は日本語補習校に通って、日本の小中学生が学習するのと同じ方法で教科(国語、算数、理科、社会)を習ってきました。週に1回だったし、お世辞にも質の高い教育を受けたとは言えないのですが、日本語で習うことはよく理解していたように見えました。その知識を英語に転移させ、小学校時代は(特に算数が)よくできました。

 

今は中高一貫校の大学系列校(附属ではない学校)に通っています。先生の質は高くかなりの先生がPhD (博士号)を持っていて大学でも教えられるレベルです。

 

そういう学位の先生がいい先生というわけではないのですが、娘の学校は人気校になってきて、先生になりたがる人も増えてきました。そうなると教員不足と言われるカリフォルニアでもいい先生を雇用することができるし、評判が悪ければすぐやめさせることもできます。その結果、生徒にも好かれるいい先生が残っていったのだと思います。

 

娘は今月から新学年で高校に進学しました。夏休みの間、あまりにも勉強しないので日本の高校の先生が「斬新な切り口で、理数系を楽しく教える」という講座を申し込みました。時差の関係があり、あとからYouTubeで見て、いつでも先生に質問できると言うのも魅力でした。「いつでも見れる」というと「いつまでも見ない」のが世の常なので、先週のロングウィークエンドに「まずは2本見て」と娘にURLを教えました。

2分ほどして娘から「なんか大人がだらだら話している部分はスキップしていいの?」というテキストメッセージがきました。「ちゃんと最初から見て」と言って私も試しに見てみたのですが、あまりの質の低さに唖然としました。

 

1時間半ほどの講座だったようで、6人くらいの高校生がライブで参加していたZOOM授業を録画したものをYouTubeにのせていました。最初の数分はZOOMの画面共有ができないとか、音が小さいとか....人気YouTuberならそういう『裏』も見せてくれて喜ぶリスナーさんもいるのかもしれませんが、教育講座でこれはないな、と思いました。娘に「見なさい」といった手前、私も10分ほどみたのですが、申し訳ないけど10分が限界でしかも何度も消したり、ちがうことをしたりしても辛い感じでした。

こんな感じの授業を受けていたら、高校生が学校の授業は面白くないというのは当然だと思いました。

 

娘に「つまらなかったら、やめていいよ。」と言ったら「この人たち、先生なんだよね。こんなボソボソしゃべって日本人なら聞き取れるの。あと、何度も『あ、違うか』っていうんだけど、何がどう違うのかわかんなかった」と言っていました。娘の学校の先生はしつこいほど生徒にアクティブに参加させようと、いろいろ仕掛けを作ってくれるので、ぼーっとしていたい娘にはきついこともあるのですが、心底、自分はいい先生に習っているんだと感じられた経験でした。

 

生徒を楽しませることが教師の役割とは言いませんが「つまらなくても聞いてくれる」ことに甘んじている先生は今後、淘汰されていってほしいな〜と思います。

 

 

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