現在、アメリカでは人口の約25%が家では英語以外の言語を話すと言われています。

特に都市部は、英語がネイティブではない人が多く、ロサンゼルスはスペイン語圏からの移民が多いことでも知られています。

 

現在、初級の日本語をアメリカ人大学生に教えている私は、時々学生の「英語の発音」を日本語風に直さなくてはいけません。それって変な話だと思うのですが、英語の音で地名やカタカナ語を日本語の文に入れて話すと通じないこともあるからです。

 

けっこう難しいのが「ロサンゼルス」の日本語風の発音。カタカナ表記でも「ロスアンジェルス」になったり「ロスアンゼルス」になったりすることからもわかるようにかなりのバリエーションがあります。

 

スペイン語が母語の人が「Los Angeles」を発音すると英語よりもクセが強い(?)音になります。

 

 

ちなみに我が子のミドルネームはヒスパニック系の女の子の名前の王道です。私の恩師の名前をいただきました。小学校の時もその名前の先生がいたし、ヒスパニック系の同級生のお母さんにも何人かその名前の人がいました。そのせいか娘は自分の名前(フルネーム)を言う時には、かなりスペイン語っぽい音になります。不思議なことに娘が私たちのラストネームを発音すると一発で聞き取ってもらえますが、私たちが発音するとよく聞き返されます。

 

前の記事で、子供は音の許容範囲がせまいという話をしましたが、娘の同級生で非常に感がいいというか、私たちが日本語で話していた時「今、こういう話 してたの?」と聞いてきた子がいました。その子は私たちの話の中の「ハリウッド ロサンゼルス トラフィック」というカタカナ発音の言葉だけで 私たちが何を話しているかを想像して "You  said you have to leave now to go to Hollywood because the traffic is heavy in Los Angeles." (ハリウッドに行くなら今 出なくちゃダメでしょ。だってロサンゼルスの渋滞はひどいから、、と言ったんでしょ?)と言いました。この子はハリウッド映画の子役としてエージェントに入っている子でしたが、おそらくとても耳がよくて、想像力がすごくいい子なんだと思います。この子はいろんな訛りの英語が話せて、アニメキャラの英語吹き替えなどもやっています。

 

アメリカで自分の名前を聞き取ってもらえなかったり、日本語の発音を直された話はこちら。

 

 

 

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