先日、アメリカの高校には、AP JAPANESEのクラスがあるところもあり、そのクラスを受講して 年に一回 おこなわれるAP JAPANESEの試験にパスすれば、大学での外国語の必修が免除されるという記事を書きました。
 
他の言語や教科でもこのAP(Advanced Placement)クラスがある高校は全国にたくさんあります。ちなみに娘が通っている学校(中高)にはAPクラスはありません。

 

AP JAPANESEは2007年(ごろだったと思う)にできました。それまでは高校の外国語としての日本語クラスを履修しても大学に来てからまた1年生からやり直しという学生さんが多かったのですが、APができてから高校で日本語を履修した学生さんのレベルが上がり、そういう学生さんたちは大学の2年生か3年生のクラスに入れるようになりました。私が勤務している大学のほとんどの学部は外国語の必修は1年なので、APを取っていれば、「必修科目だから仕方なく取る」必要はなくなります。

 

 
例えば、両親 あるいは片方の親が日本人(日本語母語話者)であっても全然日本語を学習せずに大学まで進む人もいるし、我が子のように補習校でヒーヒー言いながらも10年も日本語勉強し続けている人もいます。
 
AP JAPANESEの合格基準ですが、日本の国語の試験とは違うので「日本人の〜年生レベル」とは言えませんが、補習校で小学校までの勉強をしっかりしていたら、レベル5はまずパスできるのではないかと思います。
ただこのテストは高校生が受けるので、小学校までは日本語で教科を学習し、漢字も一生懸命覚えていたけど、高校になった時点でその日本語力を保持しているかどうかはわかりません。実際、大学に入ってきた時に「子供の頃はマミーと日本語話したけど、今は全然」という学生さんはたくさんいます。
 
前の記事にも描いた通り、たいていの日本語科や日本語クラスがある4年制大学は独自のプレイスメントテスト(レベル分け)があって、そのテストで2年生以上のレベルにプレイスされれば、必修(が1年の場合)は、免除されます。
 
日本語を母語、あるいは継承語として学んだ場合、この外国語としての日本語のテストでいい成績を取れるかどうかですが、私が今まで見てきた感じでは、補習校に通って教科(国語 算数など)を学んでいたタイプの子はみんないい成績が取れます。いわゆる「日本語学校」で学んだ子は、いつ、何年、どんな教材で習ったかによってかなりバラつきがあります。
 
今のアメリカの教育事情は以前と違って高校での学習の比重がとても高くなっています。以前は高校までは全然勉強せず、大学に入って初めて真剣に勉強すると言うイメージがありましたが、今は大学受験を目指しているアメリカの高校生は日本の高校生よりたくさん勉強しているような気がします。自分が大学の教員なので言うわけではないのですが、大学の言語のクラスはけっこう楽しくそこで友人ができたりもするので、無理に高校の時に必死にAPのクラスを取らずに大学に入ってから1年くらい外国語を履修したらいいんじゃないかな、と思います。
 
 

 

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