先ほど言語習得を「すべり台」をかけ登ることに例えたのですが、坂をかけ登る時に変な邪魔がはいらないほうがいいですよね。
 
「邪魔」というと聞こえが悪いのですが、言語習得では「できるようになろうとしている人」に無駄な抵抗を与えたり、必要でない錘(おもり)のようなものをつけてしまうことがあります。
 
アメリカのカーニバルや遊園地にこんな遊びがあります。
ゆらゆら揺れるはしごを登って上までいければ、何か商品がもらえるというゲームです。これは身体の小さい子だと下で揺らされるとはしごがゆらゆらして振り落とされてしまいます。でもすごい巨体の人だと逆に重みではしごが反転しちゃったりします。
 
実は言語学習もこれに似ていて、揺らされたり、いろんなものを一度に与えられると上にあがっていけません。
 
言語学習でいう「揺れ」は小さい子だと親の迷い 大人だと外部からのじゃまだったりします。そして錘(おもり)は一度に「聞いて話して読んで書いて」を始めることです。
 
よく「おうち英語」や「早期英語教育」をしている方で、早いうちから読み書きをさせている方の話を見聞きすると、このブラブラ揺れるはしごに何度も挑戦している大男の姿をいつも想像してしまいます。
 
 

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