私はかなりのアナログ世代でいわゆるDigital Normad/Immigrants ですが、仕事柄同じ年代の人よりはDigitalに慣れている方だと思います。

 

そしてプライバシーとか個人情報に厳しいアメリカの教育機関に長く勤めているので、学生の情報の流出とか、いわゆる「顔出し」「アイデンティティが限定される情報」には人一倍気を遣っています。

 

ブロガーさんの中には、ご自身の情報の拡散を過小評価されていてお子さんの写真やご自身の情報をかなり公開している方がいて、もちろん個人の責任の範囲なので他の方がとやかくいうことではないのですが、時々大丈夫かな〜と心配になります。

 

私がブログを始めた4年前からフォローをしているブロガーさんがいて、アメリカから日本に帰国され、お子さんの様子をよくブログに書いていらっしゃいます。ご自身やお子さんの名前や顔を出されていないのですが、記事の内容からどこの学校にお子さんが通っているかが、海外にいる私にもわかっちゃいます。

 

もちろん実名を出していないし、記事の内容からその方とお子さんが誰であるかがわかっても大きい問題ではないのかもしれませんが、その方がお子さんの大学の様子、大学の先生の様子を面白おかしく書いていると、それをお子さんの大学の先生も見ているということがちょっと心配になったりします。それがその学校の高校と大学の先生が所属しているグループで話題になっていたこともありました。

 

現代の高校生、大学生が匿名を使ってツィッターなどで自分の学校や先生のことをディスったりしたら、当人が思う以上にそういう情報は学校側、教師側には伝わっています。ただ現代の若者はそれなりにIPを隠したり、ダミーのアカウントを使ったりすることには慣れているので学校側、教員側も本気で調べない限り、表面的にはわからないようにはなっています。

 

ただそういう子達の親世代は、正直 驚くほど丸腰ですよね。ブログに名前を出していないから、SNSも本名じゃないから、と好きなことを書いていると思わぬところで「知るよしもない人が自分を知っていて情報を共有している」ということがあります。

 

私自身、こうして名前や顔を出さずにブログを書いていますが、読者の方の中には私が誰かを知っている方は一定数いるし、娘の学校のことや娘の友人のことを書いたらわかる方も数多くいると思います。

 

それは私が知り合いが多いからとか名前が知られているとかではなく、記事の内容から判明できる要素が多いからです。

 

今日、15年前に教えた学生と話していて、彼女の職場にいた人が私のことを知っていたという話から、世の中は本当にせまいと感じました。

 

別にディスったりしていなくても子供の学校や先生の情報は、十分気をつけて記事にしないと、思わぬところで子供に迷惑がかかるかもしれないということをつくづく思った日でした。

 

 

 

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