前回、娘が「好きな本を好きな時に読めたので、本が好きになった」という記事を書きました。
私は特に日本語と英語のどちらかを強化するために自分の子供には読書をすすめませんでしたが、娘は自然と
日本語=補習校の教科書=面白くない
を
日本語=マンガ(ちゃお)=面白い
に変換してくれたので、日本語はマンガを中心に読解力をつけました。
英語のほうは学校で読む本はバラバラで、日本の教科書のように同じものを同時に読む授業はあまりありませんでした。前にも書いたように小学1年生くらいからはMagic Tree Houseなどのシリーズものをよく読みました。
6歳の後半でFrozenにハマった以外はほとんど英語のビデオや映画は見ませんでした。娘の特性で「あまり先が見えないハラハラ ドキドキもの」は好きではなかったようです。音に敏感で映画館で映画を見るのも苦手でした。
教育学的にも言語習得理論からも、親が子供にとって「役に立つ」とか「正しい」と思うものを与えるのではなく、とにかくなんでもいいので好きになりそうなものを与えるのがこの時期はいいようです。バレエが好きならバレエの本、サッカーが好きならサッカー少年をテーマにしたマンガ、ビデオゲームで習わせたい言語に触れさせる、これがバイリンガルの9歳の壁を打ち破る方法だと思います。
英語の本・ビデオ
Magic Tree House シリーズは大好きで10巻以上読んだと思います。
バレエを習い始めたので、このシリーズも大好きでした。
Video 動画はとにかく Brain Popが好きでした。
日本語の本・ビデオ
日本語の本は「マンガ」一択でした。国語の教科書も(いやいや)読んでいましたがノリは悪く、毎月定期購読していた『ちゃお』にハマり、中2までずっと読んでいました。最初は絵を見て、付録を楽しむ程度でしたが、9歳くらいからは単行本も買って好きなシリーズを何度も読んでいました。
プリプリちぃちゃんが好きで自分でぬいぐるみを作ったりしていました。
ゲキカワ・デビルも好きで「がちおわ〜」なんて言葉も使いだしました。
娘は9ー10歳の時、一年だけ公立小学校に行きましたが、その時 スペリングや算数の九九のテストが毎週のようにありました。すでに日本語補習校では小学4年生で、漢字テストにも慣れていたし、九九のテストは2年生の終わりにやらされていたので、いわゆる伝統的な教育法にも割とすぐに順応しました。
でも、もし小学校低学年から「漢字」も「英語のスペリング」もただただ覚えてテストされる教育法だったら、娘は今のように読んだり書いたりすることが好きな子にはならなかったのではないかと思います。
