最近、アメリカでは小学校の頃から自分のアイデンティティを示すためにhe, she, theyのどれで呼んでほしいかを子供に聞くことがあります。

 

大学だと学生本人が「自分の名前(ファーストネーム)は男の名前だけど、女の名前で呼んでほしい」とかhe, she, theyのどれを使ってほしいかなどを指定することができます。大学によっては教員が学生がそう言ってきたら従うように、と支持している場合もあります。

 

日本語の場合は「ラストネーム+さん」が一般的なので、最初の授業で「私は英語でもあなたを呼ぶ時は、ラストネーム+さんで呼ぶので、私のことは XX(私のラストネーム)+先生で呼んでください」と言います。

 

最近、日本の小学校では先生が生徒を「名前(ファーストネーム)さん」で呼ぶのが主流だと聞きました。アメリカの日本語補習校でもそのように呼んだらどうかという指導が入ったこともありました。

今までもアメリカの日本語補習校で、生徒を呼び捨てで呼んでいる先生がいて、ファーストネームだとアメリカ式だからそれほど違和感がないのですが、ラストネーム呼び捨ては「やめてください」と親から苦情がきたことがありました。

 

娘が日本の小学校に体験入学をした時、クラスのみんなが手紙をくれたことがありました。ほとんどが「名前(ファーストネーム)さんへ」と書いていたのが印象的でした。先生もそう書いていたと思います。

 

そんな話を今日、アメリカにいる日本語の先生を話したら、知らなかったと言われたのがちょっと意外でした。まぁ、日本の小学校の先生と話したり、子供が体験入学でもしなければわからないかもしれませんね。しかもこれが全国的なトレンドなのかどうかもわかりませんし。


 

前に書いた名前に関する記事はこちら。

 

 

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