日本にいた時、英語を活かせる仕事として、通訳、翻訳、英会話学校の先生、塾で英語を教える仕事などをしました。

どんな仕事をしているかと聞かれて「通訳」と言うと「すご〜い」と言われることが多かったのですが、「英語を教えている」というとあまりいい反応がありませんでした。

 

アメリカに来てから、私は大学で「日本語」を教えているのですが、日本人の方に会って、自分の職業を「日本語教師です」と言うと「ふ〜ん」みたいに言われることがよくあります。

 

日本でまたは海外で「日本語教師」ってどんな存在なんでしょう。憧れの職業? それとも人気がないのかな。

 

私の場合、言語を教えること、言語習得を研究すること、言語を教えたい人を養成することの仕事の比率は5:3:2くらいです。つまり言語(私の場合は日本語)を教えることが自分の職業の主たるものであり、幸運なことに私は言語を教えるのが大好きです。

 

私の知り合いの方がNoteに以下のような記事を投稿していました。

 

 

日本語教師の資格を国家資格にするべきかどうかという議論について、現在までの話し合いの流れや審議の内容を簡潔にまとめてあってとても読みやすいです。

 

これを読んで思ったのですが、もし日本語教師の資格が国家試験になるなら、私は試験を作ってみたいなと思いました。もちろん試験を作る人を公募するとは思えないので、何らかのコネクションがなければ試験作成者、あるいは教材作成者にはなれないと思います。ただ日本語教師という職業に資格を与えるなら、単なる日本語に関する知識だけでなく、言語の普遍性と独自性、文化の多様性などについての科目を入れてほしいと思います。国語学や言語学の人たちだけでなく人類学者、心理学者、教育学者を含めた識者たちで試験を作ってほしいと願っています。

 

 

 

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