日本でもアメリカでも、子供が小さいうちは近所の公園に連れて行って、同じ歳くらいの子と遊ぶようになり、そこから「ママ友」ができたりします。
 
我が子は0歳からデイケアセンターに通ったので、2歳前からデイケアセンターの同じクラスの家族と公園で待ち合わせして遊んだり、近所の公園で知り合った家族と遊ぶようになっていました。
 
ただ何回か書いているように、娘はけっこう乱暴で言葉の成長も遅かったので、小学校に入る前は自分から「誰かと遊びたい」と言ったり、他の子から「一緒に遊びたい」と言われることは少なかったです。
 
やっと娘が他の子供と一緒に遊びたいと言い出したのは5歳の時、日本語補習校の幼稚部に入った頃でした。その頃には言葉もずいぶん発達し、日本語でも英語でもなんとか意思疎通がとれるようになってきていました。
 
ちょうどその頃、娘が5歳の夏に、モンテッソーリのプリスクールに通っていた同い年の女の子のお母さんが何回か家に誘ってくれました。
娘は、その子とほとんど一緒に遊んだこともなかったし、小さいスクールの中でも特に仲がよかったわけでもないのに、不思議な感じがしましたが、他の子も誘っているのだろう、と思ってその子のお宅におじゃましました。
 
娘は、その頃から「コスプレ好き」で、ディズニーのコスチュームセットとお菓子を持って遊びに行きました。

子供ってすごく好みがわかれますね。誰もが女の子だったらプリンセスとかドレスアップが好きなわけではなく、我が子はずっと「可愛い系」が好きだったのですが、アメリカの女の子って、すごく小さい頃からフェミニストみたいな子がいたりします。

 

その誘ってくれた女の子は、ショートヘアでお兄さんのお下がりのシャツとジーンズをいつも着ているような子でした。

娘が持ってきたコスチュームセットを

I hate dress-up. It is stupid. 私はドレスアップするの大嫌い。バカらしい。

と言ったのにはビックリしました。

私たちが誘われた時は、家族は家にいなくてベビーシッターさんだけがいたのですが、ベビーシッターさんはその子がそんなことを言っても叱ったりはしません。

 

さらにその子は娘が持って行ったマカロン(フレンチカフェで買ったけっこういいもの)を

This is not my favorite. It is not tasty at all. これって私が好きなお菓子じゃない。全然おいしくないわ。

と言って、次は、自分が好きなお菓子(gold fishというクラッカー)を持ってこいと言っていました。

 

この一回目でやめておけばよかったのですが、その子のお母さんがとてもナイスに「とても楽しかったみたいなので、また来て」と言ってきたので次の週も行きました。

 

そこで私は、娘を置いて帰ろうとしたのですが、また家族がいなくてベビーシッターさんんだけだったのに気づき、心配だから家族が帰ってくるまで一緒にいることにしました。

今回は、gold fishというチープなクラッカーを持って行ったのですが、その子はムシャムシャ食べ始めて、そのうちそのクラッカーを投げ出しました。

私が「フロアがよごれちゃうよ。」と注意してそれを拾っていたのですが、調子に乗ったその子は娘が座っているソファに飛び乗って、娘に思い切りぶつかり、娘がソファから落ちてしまいました。

娘は痛さと驚きで泣き始めましたが、幸い、ケガもせず、私がアイスをもらって顔をひやしたら泣き止みました。

 

そこで、その女の子が

She hit me a lot at school. Now she knows it hurts. (我が子は学校で私のことをいっぱいぶったのよ。今になってそれが痛いってわかったのね。)

 

と言ったのには本当にビックリしました。

この子は、その仕返しをするためにウチの子を家に誘ったのでしょうか。

 

まさかね〜。

 

でもわかりません。

 

このことがあって、次から誘われても家には行かなかったし、こちらからも誘わず、その子は秋から小学校に進学したので、つきあいもなくなったのですが、いまだにどうして我が子はその子に「遊ぼう」と誘われたのかがわかりません。

 

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