先日、「読むこと」を急がせるとせっかくの言語敏感期に音が正しくインプットされないことについての記事を書きましたが、「読むこと」だけでなく「書くこと」も早くから強制する教育者や保護者の方が多いことに気づきました。

 

これは英語教育よりも、海外日本語教育で気になることなのですが、やたらと「書くこと」といっても「字を書くこと」に時間を費やさせる先生や学校が多いです。

 

もう何度も書いていますが、我が子は小学校1年生の時、ひらがな練習が大嫌いでした。

せっかく覚えて書いても「あの縦棒がまっすぐすぎるとか、いの右側の線が長すぎる」とかで減点されていました。

 

今になると、あの時「日本語嫌い」にならなくて本当によかったと思っています。

 

小学校の先生の中には未だに「文章を書くこと」と「文字を書くこと」の違いがわからず、子供から「書くことの楽しさ」をうばってしまう人がいます。

インターネットなどに厳しく採点された国語のテストがたくさん載っているのを見ると「まだ、こういう先生 いるのね〜。」と残念に思います。

 

これは娘が日本語補習校の小学校の1年生の夏休みに書いてくれたメッセージです。

これは夏休みの絵日記を書いている時に自由帳に書いていました。

もし、これを宿題の絵日記に書いて、先生がこの字を赤ペンで直したら、私は訴訟を起こしたと思います。

 

こういう心をこめて書く字は、例え間違っていても大きさがそろっていなくても親にとっては一生の宝物です。

この時期に「書きたいこと」を書いて、喜んでもらえてほめられたら子供は「書くこと」の喜びを見つけるでしょう。

 

できることなら、そういうことがわかる先生に「ことば」を教えてもらいたい、と思う今日この頃です。

 

 

 

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