先日、外出禁止のロックダウン状態のロサンゼルスで、公立の学校の先生が 必死にオンライン授業の準備をしていることをお伝えしました(その過去記事はこちら)。
そこで、アメリカの先生は日本と違って「なんとか継続して教育を」という意気込みが公立校の先生にも感じられるように思うと書きましたが、これは決して日本の先生方が「教育の継続に」熱心ではないという意味ではありません。
3月は日本は卒業式の季節で、生徒や保護者だけでなく「どうしても卒業式をしたい」と特別な思いを抱いていた先生も多かったと思います。
私の知り合いの甥っ子さんは小学校の先生で、今年、卒業生を送り出しました。3月の大切な最後の月の授業が急になくなってしまったので、卒業式当日には3時間も前に学校に行って、この黒板アートを生徒さんのために描いたそうです。
私の知り合いのご主人は、ある小学校の校長先生で、今年が定年でした。最後の卒業式ができるのかどうか最後の最後までわからず、もし式ができなくても校門でひとりひとりにお祝いの言葉を贈ろうと決めていたと言っていました。
学校が休校になってから、いつもより1日でも休んだ先生はいたのでしょうか。みんな休みの間も、子供たちのことを必死に考えていたと思います。
アメリカの先生も 日本の先生も 今が一番たいへんな時ですが、春休みを返上してがんばってくれていることがよくわかります。
私が勤務する大学の新学期もあと数日で始まります。世界中に散らばってしまった学生さんたちの負担を少しでも減らしていい授業ができるよう、私もがんばります!
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