昨日、やっと1週間のキャンプから帰り、洗濯と片付けに追われながらも、来週からの日本旅行の準備とやり残した仕事をこなしています。

 

1週間も家を空けていると郵便物がたまり、ほとんどが広告とか必要ないものばかりですが、中に娘の標準テストの結果が入っていました。

 

普通、アメリカのほとんどの小学校では、年に一度 標準テストを受けます。その結果はだいたい保護者面談で渡され、先生から説明を受けるのですが、今年は分析が遅れたそうで、6月の学年末には間に合いませんでした。

それが郵送されてきたわけですが、中身を見ると...

 

ほぼ全部がAbove Average (全国の平均より上)でしたが、去年よりは低くなりました。

 

去年は、偏差値(Percentile)が90以上という親もびっくりの結果だったので、なぜこのようなことが起きたのか非常に興味がありました。(去年、このテストについて書いた過去記事はこちら

 

よくよく去年の結果を見ると、ほぼ全問 正解しています。特に算数は80問中78問正解していて、これは全国平均よりかなり高くて当然だと言えます。ただし、偏差値(Percentile)がこれだけ高くなるには、標準偏差が大きく(つまりできない子とできる子の差が大きい)大人数が受験しているテストでの結果なので、日本のいわゆる『偏差値』(Standard Deviation Score)とは比べられません。

 

そしてどうして、去年より低いかというと、今年のテストは5年生用ということで、全国で同じテストを受けている子供の数があがり、1問間違えただけでも偏差値が、かなり変わるためです。

 

アメリカの学校は、州や学校によって学年の分かれ目(何年生から中学になるか、など)が違うということは何度か書いていますが、5年生が小学校最後の学年になる学校が一番多いので、5年生時のテストの結果がそのままその小学校の「学習到達度」として使用されることが多く、この学年のテストはほぼ全国の小学生が受けていると言えます。

そしてさらに、全国レベルの標準テストはいくつかありますが、娘が受けたテスト(Standard 10)は、受験者数が多いので「1問の重み」がさらに大きく「偏差値」に影響します。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、バイリンガル子育てをしている保護者の方がよく心配する

 

日本語と英語を両方やっていると、どちらも中途半端になる

日本語を続けていると、英語での学力が心配

 

という点ですが、我が子のように、親の目から見ると、日本語の方が強く、家では日本語の本ばかり読んでいる娘ですが、学校での成績は、英語だけのモノリンガルの子供と比べても平均以上であることから、バイリンガルであることは、学力に悪影響はないと言えます。

 

これは たった1人の子供の例ですが、これから日本に行くまでの数日、どのようにして、平凡な娘がアメリカの学校で英語での学習を進めていったかを紹介したいと思います。

 

 

 

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