アメリカに住んで通算26年、一応は大学ランキングの常に上位にある大学を渡り歩いてきた私は、これまでにいろいろな日本人に会ってきました。これまで私がアメリカで会った様々な日本人の方を紹介していくシリーズの今回は4回目です。
ボストンで大学院時代を送っていた時、日本人の大学院生の会に何度か参加しました。ボストンに来る日本人の人は、ハーバードケネディスクールに来る官僚系、ビジネススクールに来るビジネスマン、そしてMITや他の大学に来る研究者が多く、私のように教育系の大学院生は少数派でした。また家族帯同の方も多く、家族ぐるみでのイベントなども多かったように思います。
正式名称は忘れてしまったのですが、ボストンに来ている研究者の方がグループを作って月に一度くらい自分の研究を発表してくれるグループに参加しました。医学系、サイエンス系、IT系など異業種の第一人者の研究を日本語で聴ける貴重な会でした。
いろいろな興味深いお話の中で、今も覚えているのが、ブルーベリーとゴマの研究をしていた先生のお話で「人間は自分の体が欲するものを食べたくなる。甘いものが食べたくなる時は糖分が不足しているし、塩分が足りないと塩辛いものが欲しくなる」というものです。それ以来、あまり無理なダイエットや食事制限をせず、食べたいものを食べるようにしてきました。
その会で名簿を作る時、現在の所属(大学院)と出身大学や日本での勤務先を書く欄がありました。おそらく日本に帰ってからは日本での勤務先に戻る人も多く、出身大学の学閥で同期とか先輩、後輩とか、そういう上下関係の把握も必要だったのでしょう。
とにかく東大卒が多かったと言う印象ですが、ここで年代とか出身大学の枠を超えて仲良くなれた人たちの一部と今も交流が続いているのはうれしいです。
こんな素敵な場所で、月に一回、研究会をしていました。
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