日本国外に「日本語補習校」と呼ばれる、日本語で「日本の指導要領」をもとに教科を学べる学校がありますが、以前にも書いたようにその「指導法」「指導教科」「授業時間数」などは非常に大きい差があります。
さらに同じ学校でも先生によって(本当はあってはならないのですが非常に差があり、「指導法」だけでなく、宿題の量、テストの量、テストの内容なども様々です。
小さい街でそういう学校が一つしかなく、先生も一人しかいない場合、変な先生に当たったら、ただただ「ご愁傷様」としか言えないのですが、大きい都市で、補習校のクラスも複数あり、それなりに選択肢があると、ハズレの先生に当たったら「やめる」「学校を変える」などで、自分の子供を守ることもできます。
我が子は今年の4月から中学部です。小学校6年間の漢字をどれくらい覚えているかはわかりませんが、毎週、しっかりと漢字の勉強はしてきました。さらに今週は中学になって初めての漢字テストで、小学校で習った漢字の総復習のテストと言われ、かなり気合を入れて勉強しました。
先週、先生が「これは大事な漢字です」とマルをつけさせた漢字は何度も何度も書き、ほぼ完璧に覚えました。それ以外にも6年生で習った漢字を覚え、テストに挑んだのですが....まず、漢字を書く問題がたったの5問、しかも先生が大事だと言った漢字からは1問だけ。そして読みの漢字も10問だけ。
おい、1000字以上の漢字を覚えさせ、さらに「この中からテストの問題を出す」と書いておきながら、全く無視した出題って何?
もう少し「試験をすることの意味」がわかっている人を雇ってくださいよ、と切に思う母親でした。
さて、教育者として何ができるか...
今年度、夏までの間に全米、6箇所で、補習校の先生や日本語学校の先生向けの講習をします。
ぜひ、先生方
何をどう教え、どう評価するか
を一緒に考えてください。
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